今回の工事は難しい設計だったこともあり、間違いが多発していますが、これはこれですごい間違いです。
なんと、胴差しの位置が100mm以上も下がって付けてしまったのです!
その胴差しは玄関横の面なのですが、吹き抜け空間に接する壁で、上部にはFIXの窓が付く予定で、胴差しの位置が上方にズレてしまうことでそのFIXが小さくなってしまう状態でした。
幸い、その間違った胴差しに合わせて筋交いなど取り付けられていましたので構造上の問題はないようでした。
さて、図面で正しい胴差しの位置の場合と、現在間違っている胴差しの位置の場合を図面で完成予想図がどうなるか見てみましょう。↓↓↓

左が図面通りの図で、右が胴差しが上方にズレているため2階部分のFIXが小さくなっています。
実物はこれです↓↓↓ 写真中央の横に走っている部材です。

この問題について設計事務所としての意向は「胴差しを入れ直す」でした。このFIXを大きく取りデザインを豊かにしたいという元々の設計思想があったようです。
しかし、胴差しを抜くだけで構造にダメージがありますので、私たちはこの間違ったままの胴差しをそのまま採用して、それに合わせて窓などを作って行くということを決定しました。
施主はオーナーです。最終決定権は設計事務所や工務店でなく、オーナーです。オーナーがダメといったらダメなのです。それが普通です。皆さんも家を建てる時、もっと強い意思で望んで欲しいと思います。「これを言ったら、悪いから言わない」など、設計事務所や工務店に対しそういった感情など持たなくて良いと思います。くれぐれも強い意思を持って望んでください。
もちろん、この大きな間違いに対しての工事関係者からのペナルティーが自発的に提示されてくることを望んでいます。