不登校の私を支えてくれた「小さな習慣」

 

不登校のころ、私はよく「今日も何もできなかった…」と落ち込んでいました。
学校に行けないこと、勉強が遅れてしまうこと、周りに置いていかれている気持ち――全部が重くて、布団の中で一日を終えてしまうこともありました。

でも、そんな時に「小さな習慣」という考え方を知って、ほんの少しずつですが生活が変わり始めました。

 

 

 たった1ページ、たった1回から

 

私は最初から大きなことをしようとして、すぐに挫折するタイプでした。
「今日は3時間勉強するぞ!」と決めても結局できなくて、自分を責める。
そんな繰り返しでどんどん気持ちが落ち込んでいきました。

そこで試したのが「小さな習慣」です。
・本を1ページだけ読む
・スクワットを1回だけする
・英単語を1つだけ覚える

正直、最初は「これで意味あるの?」と思いました。けれどやってみると「1ページなら読める」「1回ならできる」と不思議と続いたんです。

 

 

私が取り入れた習慣たち

 

  • 学び続ける習慣
     勉強は苦手意識が強かったけど、1日1ページのノートを開くだけならできました。少しずつ積み重ねるうちに「勉強がゼロの日」がなくなり、気持ちが少し軽くなりました。

  • 感謝を書く習慣
     寝る前に「今日よかったこと」を3つノートに書くようにしました。
     たとえば「コンビニで好きなお菓子を買えた」「友達からLINEが来た」など、小さなことでもいいんです。これを続けると「今日も悪いことばかりじゃなかったな」と思えるようになりました。

  • 体を動かす習慣
     寝る前にストレッチを数分だけ。毎日少しずつ続けていくと、朝の体の重さがなくなり、気持ちまで軽くなっていきました。大げさな運動じゃなくても「続けること」でちゃんと変わるんだと実感しました。

 

今思うこと

 

不登校の時って、「何もできていない自分」が一番つらかったです。
でも、1ページでも、1回でも、自分がやったことはちゃんと積み重なっていきました。

「小さな習慣」という本には、その仕組みや考え方がわかりやすく書かれています。
「なぜ小さな一歩から始めると人は続けられるのか?」という理由を知ると、気持ちがずっと楽になります。
私はこの本を読んで「自分にもできることがある」と心から思えるようになりました。

もし今、不登校で「何をしても無駄なんじゃないか」と感じている人がいたら、この本は本当におすすめです。大きな変化じゃなくても、小さな一歩が未来を変える力になると教えてくれるからです。