学校に行けなかった頃、私の世界はとても狭く感じていました。
毎日同じ部屋で過ごして、同じ景色を眺めていると、「このまま変わらないのかな」と不安になる。外に出るのが怖くて、未来を考えるだけで胸がぎゅっと苦しくなる日もありました。
そんなときに手に取ったのが『地球の歩き方』です。
最初は「ただの旅行本でしょ」と思っていたのですが、開いてみるとカラフルな写真や現地の人の暮らしがリアルに描かれていて、読んでいるうちにどんどん引き込まれていきました。ページをめくるたびに「ここに行ってみたい」「知らない景色を見たい」という気持ちが湧きあがってきたんです
そして私は、「一度でいいから実際に行ってみたい」と思うようになり、勇気を出して台湾留学を決めました。
実際に台湾に行ってみると、本で見ていた以上に新しい世界が広がっていました。たとえば観光地の「九份」。山の上から見下ろす景色は、まるで映画の世界に迷い込んだようで、息をのむほどきれいでした。狭い路地に並ぶ提灯の明かりや、遠くに見える海のきらめき。あの光景は今でも鮮明に覚えています。
そして屋台で飲んだタピオカミルクティー。日本よりずっと安くて、しかも驚くほどおいしい。そんな小さな発見に、毎日ワクワクしていました。
さらに台湾で強く感じたのは、人の優しさです。困っているとすぐに声をかけてくれる人が多く、しかも日本語を勉強している人が意外と多いんです。言葉に自信がなくても「大丈夫だよ」と笑顔で助けてもらえたことが何度もありました。そんな優しさに触れるたびに、「一人じゃない」と思えて心が軽くなりました。
台湾は日本から近く、飛行機で数時間で行けるし、物価もそこまで高くありません。海外旅行や留学と聞くとハードルが高く感じるかもしれないけれど、台湾は初めての海外にもぴったりの場所だと思います。
海外に行くと、自分の当たり前が崩れて、新しい価値観に触れることができます。「こういう生き方もあるんだ」「自分の世界はこんなにも広いんだ」と気づけるのは、本当に貴重な体験でした。
不登校のときは「自分の居場所がない」と感じやすいけれど、世界は本当に広くて、必ずどこかに自分に合う場所や生き方があります。
そのきっかけを与えてくれたのが『地球の歩き方』でした。ページをめくるたびに、自分の未来が少しずつ広がっていくような感覚を味わえます。
だからこそ、もし今の生活に息苦しさを感じているなら、ぜひ一度読んでみてほしいです。
ただの旅行本じゃなく、「まだ見ぬ自分の世界」を見せてくれる一冊になると思います。
ういういです。投稿が遅くなりすいません。
実は水曜日にパソコンが壊れてしまいました
これからもどんどん投稿していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します
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またお会いしましょう~