まず右眼 - 白内障手術 | M3Variant : 高齢者の仲間入りしました

M3Variant : 高齢者の仲間入りしました

APL(急性前骨髄球性白血病)再発後、造血幹細胞自家移植を受け、社会復帰しました。
APLのほとんどはM3型(多顆粒型)ですが、APL全体の2%ほどしかない M3Variant(M3V型:微小顆粒型)のため、この名にしてます。
主なテーマは、白血病,旅行,日々の出来事 の3つです。

21.04.12(月)
朝起きて、マスターズのライブ中継を途中から見た。終わり近く、池ポチャとバンカーではらはらしたけど、松山英樹選手、見事優勝しましたね。おめでと~!
マスターズが開催されるジョージア州オーガスタの町で、モーテルに1泊したことがある。その時の事もこのブログにほんの少し記事アップしている。APL白血病治療で最終退院の1か月後だった。調べたら2010年4月14日だった。もう11年前かあ。州境の町で、サウスカロライナ州との境の川沿いを、レンタカーで走った記憶がある。ちょうどマスターズが終わった直後で、町中は祭りが終わって一段落という感じだった。


午後はいよいよ白内障手術。眼の手術なので、同じマンションの弟に運転を頼んだ。眼を切られるのはやはり少し怖い。
上半身を手術着に着替えた後、予定どおり点滴の針を刺す段にになった。右腕肘から10cmほど先,右腕手首,左手背と、3回試されたが3回とも失敗。白血病で抗癌剤治療をした後、採血困難になった私、6回失敗して7回目でやっと入ったこともあった。この日は3回失敗で中止、点滴なしで手術することになった。
やれやれ、これからの人生で点滴を受けることは何度もありそうだが、毎回毎回、点滴の針で苦労するようでは先が思いやられるな。何の薬の点滴か質問したら、抗生剤とのこと。手術後の炎症予防のためらしい。緊急時の応急処置に使う手段でもあるらしい。

手術着に着替えてから1時間ほど経った頃、右眼の手術。手術用の椅子に座った後、背もたれが倒れた。歯科治療の椅子と同じくらいの傾きかな。布を掛けられた。右眼のところだけ穴が開いている。右眼のまぶたが動かないよう固定された。
事前に書籍やネットで手術の手順を調べていた。麻酔の後、角膜の中心から数mm離れた縁を切開してメス等を通すスペースを開ける。次に水晶体前囊を丸く切り取った後、水晶体本体を超音波で砕く。乳化というそうだ。砕いた水晶体を吸い出した後、人工レンズ挿入。
今どの手順まで進んでいるか、随時教えて欲しかったが、そのような説明がなかったのは残念だった。幾重もの同心円が見えた時は、今レンズを入れてるなと見当がついた。その後、眼とまぶたを保護するガーゼ,眼帯を着けられた。手術自体は15分ほどかな。その後30分ほど横になっていた。

飲み薬を処方された。抗菌薬と消炎鎮痛剤,胃薬だった。これから5日間、毎食後服用とのこと。限度適用額認定証を用意していた上、私の場合自己負担3割で、支払った金額は約4万円だった。

弟の運転で帰宅。やはり片眼だと遠近がわからないなど、いろいろ不便だね。

帰宅後しばらくして、F生命から電話が来た。現役サラリーマン時代からF生命の保険に入っている。F生命の定期刊行物が時々、郵便受けに入れられているが、盛岡支店から電話が来たのは初めてだった。支店の担当者が挨拶がてら電話してきたようで、この刊行物の話や最近病院で治療を受けたことがないか聞かれた。
まさに今日、白内障の手術を受けてきた、明後日はもう片方も手術を受ける。と言ったら、それは保険金支払いの対象になるという。
えっ。そうなの? 白血病で入院した時、F生命から入院給付金を何度か受け取ったが、免責期間があり、初日からではなく入院数日目、たしか4日目くらいだったかな? の分の受け取りだった気がする。日帰り白内障手術で、給付金が出るとは考えてもいなかった。
何という偶然。F生命が私の手術日程を知っていたなんてことはないだろう。手術した当日にこういう電話が来るとはねえ。この電話がなかったら、給付金を請求してなかっただろう。給付金請求の書式を送ってもらうことにした。


この日の晩はビールを飲まず、ノンアルコールビールにした。晩にアルコールを飲まなかったのは何ヶ月ぶりかな。いや数年ぶりだろう。
 


21.04.13(火)
前日飲まなかったせいか、朝起きたら体調がいい。酒は百薬の長などどいうのは大嘘。飲まない方が翌日体調がいいのはわかっているのに、ついつい飲んじゃうんだよな。今回の手術を機会に、何日くらい禁酒できるかな。

 

午前中、前日手術した右眼の眼帯などを外しに眼科へ行った。ちょうどいい狙った位置にレンズが入ったかな? 眼内レンズを挿入して初めて見た視覚情報、思ったより違和感はないが、やはりまだ慣れないな。検査では手術した右眼の眼圧が高いとのこと。眼圧を下げる薬を点眼された。


手術翌日には遠くははっきり見えるが、短・中距離は少し日が経ってから。と医師から聞いていたが、この日の私の右眼では中距離ははっきり見えるが、遠くと短距離は少しぼやけている。聞いていたことと少し違うな。そのうち慣れるんだろうか。
手元を見ようとすると、右眼が少し痛むし、今晩もノンアルコールビールで我慢の夕食にしよう。