おくのほそ道ウォーク 高岡→石動 | M3Variant : 高齢者の仲間入りしました

M3Variant : 高齢者の仲間入りしました

APL(急性前骨髄球性白血病)再発後、造血幹細胞自家移植を受け、社会復帰しました。
APLのほとんどはM3型(多顆粒型)ですが、APL全体の2%ほどしかない M3Variant(M3V型:微小顆粒型)のため、この名にしてます。
主なテーマは、白血病,旅行,日々の出来事 の3つです。

20.10.07(水)
↓この日歩いたルートと写真

 

8:20 高岡のビジホからウォーク開始。9:05 金屋町を通過。旧南部鋳造所キュポラというところがあった。解説板によると、近代製鉄の文化財のようだ。そういえば、高岡市は銅器の生産で有名である。実用品の他、銅像も作っていて、万葉線高岡駅にはドラえもんの形の郵便ポストがあり、藤子F不二男が高岡出身なので、それに因んで造られたとの解説があった。また、東京・亀有駅前の「こちら葛飾区亀有公園前派出所」両津勘吉像も高岡で作られたそうだ。


小矢部川とおおむね並行に県道254号,266号を進んだ。11:30 福岡駅前近くに「雅楽の館」というのがあったので立ち寄ってみた。係の人の解説によると、ここ高岡市福岡町の雅楽は無形文化財で、宮内庁雅楽隊とも交流があるらしい。日本国内を旅すると、歌舞伎や神楽に関するものはしばしば見かけるが、雅楽に関する展示は初めて見た。30分ほど見学した後、ウォーク再開。
12:40 市境を越えて高岡市から小矢部市に入った少し後、勅使楼と書かれた石碑があった。別の石碑には阿倍野街道,高麗橋・・とも書かれていたが、解説などが見当たらなかったので、詳しいことは判らない。トルハルバンに似た石像もあり、何か朝鮮半島と関係のあるものかもしれない。

小矢部市といえばメルヘン建築を連想する。40年ほど前の小矢部市長は旧東京帝国大学土木工学科卒で、市長に当選した後、市の公共建築を新築する際に、西洋風の有名な建物を真似て造らせ、これらをメルヘン建築と命名したそうだ。そのうちの2つ、荒川保育所と荒川公民館付近を 13:10頃通ったので、立ち寄ってみた。

13:30 昼食。個人経営のカラオケ店が、昼は昼食を出しているところらしかった。高岡から、27,127歩,20.97km。この店では GoTo トラベルキャンペーンの地域振興クーポンは使えなかった。


昼食後、14:10ウォーク再開。14:40 頃、小矢部市の中心部、石動駅付近に近づいた。周辺にメルヘン建築がいくつかあるので、寄り道して行ってみた。
14:55 城山配水池。東京都水道局村山貯水池の取水塔がモデルだそうだが、村山貯水池のは見たことがないので何とも言えない。
15:15 石動中学校。●中世スイスのキャッスル・オブ・スピリットという城がモデル。●中央の時計台は英国国会議事堂のビッグベン。●一階ピロティーは東大法学部をモチーフ。とのこと。なんだか、いろいろ組み合わせてるんだなあ。私はビッグベン以外は見たことない。
15:50 石動市武道館。慶応義塾大学三田図書館がモデルとのこと。消防署の隣にある。そういえば似てるな。私M3Vの出身校なので何度も見ている。
1976年から92年の間に、全部で35棟のメルヘン建築が建てられたそうだが、老朽化で維持費がかさみ、統合・廃止の幼稚園・保育園など、いくつかは取り壊しが始まっているそうだ。もったいないけどしょうがないだろうな。もともと真似した建物だし・・・

 


市武道館
 

16:15 石動駅に着いた。ここでこの日のウォーク終了。昼食後は 12,523歩,9.72km。あいの風とやま鉄道に乗って高岡駅へ。高岡のビジホに戻った。