カタルーニャ旅行後半 | M3Variant : 高齢者の仲間入りしました

M3Variant : 高齢者の仲間入りしました

APL(急性前骨髄球性白血病)再発後、造血幹細胞自家移植を受け、社会復帰しました。
APLのほとんどはM3型(多顆粒型)ですが、APL全体の2%ほどしかない M3Variant(M3V型:微小顆粒型)のため、この名にしてます。
主なテーマは、白血病,旅行,日々の出来事 の3つです。

15.01.02(金)

 帰りの飛行機は、バルセロナ 15:35発。出発まで時間があるので、午前中はバルセロナ市内へ。
 ピカソ美術館へ行ってみたら長蛇の列。諦めて、近くのカタルーニャ歴史博物館へ。
 第二次大戦の前哨戦とされるスペイン内戦の映像が印象に残った。
 イスラム時代やレコンキスタの展示がなかったのは意外。見落としたのかな。

 空港で自動チェックインしたら、乗り継ぎ便の搭乗券が出て来なかった。
 1年半前、ヘルシンキで自動チェックインした時も、北京からの乗り継ぎ便の搭乗券が出て来なかった。
 どうも、乗り継ぎがある場合は、自動チェックインはやめといたほうがいいのかもしれない。

 飛行中、機内放送で、「お医者さんか、看護師さんはいませんか?」のアナウンス。
 急病人が出たらしい。このような機内放送を聞いたのは2回目。

 ドイツ・ミュンヘンで乗り継ぎ待ち約2時間半。ルフトハンザのサービスカウンタで
 乗り継ぎ搭乗券のことを話したら、いったん出口を出て、チェックインカウンタへ行けと言われた。

 行ってみたら、380ユーロでビジネスクラスにアップグレードできるという。
 う~む。たまにはいいか。で、思い切って Yes と言ったら、少し驚かれた表情だった。

 ビジネスクラスは4回目。自費でのビジネスクラスは9年前の釜山→成田以来、2回目。
 その時は予約便に乗り遅れ、釜山→成田ならそんなに高額でもないか。と、止むに止まれずの自費購入。

 それ以外では、前回のスペインからの帰り、パリ→成田で、エコノミーがオーバーブックで、
 席だけビジネスに回されて食事はエコノミーだったのと、倒産前のJALのマイレージが気前よく、
 マイレージポイントでアップグレードした成田→サンフランシスコの2回だけ。

 で、ビジネスクラスの空港ラウンジへ行った。ラウンジを利用するのは10年ぶり2回目。
 私のような者が利用するのは、なんだか場違いな気がする。

 乗り継ぎの航空券はルフトハンザだが、全日空のコードシェアで、成田ではなく羽田行。
 ビジネスクラスなので、ワイングラスとワインリストを出される。

 ビジネスクラスは機内食も違いますね。夕食のあとも、ワインをグラスに注いでくれた。
 3杯ほど飲んだあと、シートを水平に倒して寝た。エコノミーの席と違って水平になる。
 ほろ酔い気分でよく寝られ、目が覚めたら6時間以上経っていた。

15.01.01(木)

 海外での正月は3年前の台湾以来。朝、ホテルを出て、地中海沿いに一般道を北上。
 海辺のリゾート地が続いた。タラゴナという町で地下駐車場に車を停め、少し歩いてみた。
 海沿いに円形劇場の遺跡があった。古代ローマ時代のものかな。

 タラゴナの町の郊外に、古代ローマの水道橋があり、スペインでは2番目の規模とのことなので、
 行ってみた。カーナビに出て来なかったので、少し道を迷ったが、看板があったので何とか着けた。

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写真.タラゴナ、ローマ時代の水道橋にて

 この後、バルセロナに戻り、来た時も泊まった空港近くのホテルにチェックイン。

14.12.31(水)

 朝、LLEIDA の町を出て南下。途中、盆地の中に原発のある町があった。
 盆地の終わりは川の両側から高台がせまり、川幅が狭くなっている。甲府盆地のプチ版のよう。
 川が狭くなって門のような地形の場所で、道路沿いに展望台があった。ここの駐車場で1時間ほど昼寝。

 昼寝の後、展望台(と言っても数メートルほどの高さ)に昇ったら、
 車で駐車場に入ってきた人がやってきて、話しかけてきた。
 「ノーイングリッシュ。カタラン。」と言っていたので、おそらくカタラン語だろう。
 どこから来たか聞かれたので、「ハポン」と答えたら、「ハポネス?」と言われた。
 ハポネスは、スペイン語・カタラン語共通なのかな。
 名刺をくれたので、見たらどこかの町のレストランのオーナーらしかった。

 地中海沿いの平地まできたら、さすがに暖かい。
 車のメータの外気温表示は最高で18℃まであがった。
 ピレネーの山中に比べたら相当暖かい。

 その先、間違えて高速に入ってしまった。出口がなかなかない。
 途中のSAで昼食にパエリヤを食べたが、作り置きのもので、たいして美味くはなかった。

 カタルーニャ州から出たあたりで高速の出口を降りた。
 このあたりにはカタルーニャの旗はなく、EU旗とスペイン国旗。
 地中海沿いに一般道を北上し、途中のGSで給油。

 この日途中で通ったTORTOSA という町で2つ星の宿を見つけてチェックイン。
 大晦日の夕。街中をぶらぶら。

 20時過ぎ、ホテルと同じ建物の1階にあるバーへ行ったら、店員が他の客に水タバコを用意していた。
 この水タバコ、イスラム圏ではよく見かけるが、ヨーロッパで見たのは初めて。
 バーの店員は非喫煙者らしく、火をつけようとして煙を吸い、何度も咳込んでいた。
 大丈夫かい? と聞いたら、大丈夫というような表情をした。

 この店員、ほとんど英語を話せず、PCを持ち出し、グーグル翻訳で意思疎通を図ってきた。
 それによると、大晦日の年越しに、ブドウを12個食べる習慣があるそうだ。
 これはスペインの習慣か、カタルーニャの習慣か。

 日本では年越しにそばを食べる。と説明しようとしたが、
 「そば」の訳語が出て来なかったので断念した。