寛ぎの舎・游 | 無い物ねだりの身の程知らず

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人が見れば決して不幸でも恵まれていない訳でもないのに、ありのままの自分を受け入れられていない私がいます。
子供の頃からずっとコンプレックスと生き辛さを抱えていた私の半生と現状を綴り、これからの自分の人生を前向きに生きられるヒントを得られたらと思っています。

国道471号線から奥飛騨温泉郷に入り、私達が泊まる寛ぎの舎・游をナビっていましたが、私達は游を見つけられずに、界隈を彷徨っていました。


奥飛騨温泉郷は、昔ながらの小さい宿が点々としていて、静かでひっそりとしている秘境の様な温泉郷でした。


だから、宿の看板も小さく、私達は游の看板を見逃していた様で、来た道をもう一度戻って、やっと游に辿り着きました。


宿の予約をした時に見た、游のHPとはだいぶ印象が違い、改装してあるものの、建物はだいぶ古い宿でした。


私達が予約した部屋は、メゾネットの露天風呂付きの部屋でした。


私達が泊まったのは6月の終わりでしたが、1階の居間には未だ電気こたつが置いてありました。


宿の中を散策してみると、宿は2階建てで館内にはさるぼぼをはじめ、可愛い小物が沢山飾られていました。


そして、宿泊客が自由に利用出来る共有のスペースには、マンガ本や手作りの小物や人形が沢山置いてあって、昭和の風情を感じる部屋でした。


食事は食堂でするとの事で、20畳程の食堂には、部屋ごとのテーブルが作られていました。


私達が宿泊した時は、私達の他に独り旅の男性と2組しか泊まっていない様でした。


宿の作りといい、共有のスペースや食堂を見た私の印象ですが、この宿は、昔は学生さんの合宿所や会社の保養所に使われていたのではないかと思いました。


私達の夕食は、飛騨牛づくし懐石で、献立は、飛騨牛しぐれ煮、飛騨牛テールスープ、飛騨牛ロースト握り寿司、飛騨牛とトマトのサラダ、飛騨牛ワイン煮、飛騨牛游山鍋(焼肉&しゃぶしゃぶ)、飛騨牛ヒレステーキ、飛騨牛茶漬け等が出て来て、本当に飛騨牛を漫喫できて、大満足の食事でした。


朝食も和食と洋食を選ぶ事ができ、夫は和食、私は洋食を選びました。


宿泊客が少なかった事もあり、夜はとても静かで、ベッドルームになっているメゾネットの2階からは、夜は星がよく見えて、朝になると焼岳が近くに見えました。


宿のおかみさんはとてもフレンドリーで、宿の名前の通り、本当に寛げる宿でした。


この寛ぎの舎・游は、今年の4月にリニューアルオープンしたみたいで、私達が宿泊した時よりグレードアップしている様です…