Hさんが社員になられる前は、Hさんは従業員と社長の橋渡し役的な立場でいてくれていて、社長の意向よりも、私達事務員の気持ちを理解して汲み取ってくれていました。
だけど、Hさんが社員になられてからは、徐々に、経営者側の立場としての発言が増えてきて、私達事務員に有無を言わせず、社長の意向に従う様に言われる様になりました。
そんなHさんの変貌や、利益優先の社長の経営方針に、私は反発する気持ちが芽生えてきました。
特に私が反発した事は、料理代金はクレジット払いでもOKと、会社のメニューチラシやWeb注文ページに明記してあるのに、クレジット会社に支払う手数料が馬鹿にならないという理由で、お客様からの受注時に、なるべく現金払いにしてもらう様に、誘導して欲しいと言われた事でした。
うちの会社の仕出し弁当の価格は1000円~5000円、仕出し料理の価格は2500円~30000円で、配送料金は掛かりませんが、現金で支払われるのは、年配で経済的にも余裕のあるご家庭が殆どでした。
だけど私が入社した頃から、若い世代のお客様を増やしたいという事で、Hさんが会社のHPを作り、Web注文も出来る様にした事で、実際に、若い世代のお客様が増えました。
Web注文をされたお客様が選ぶ決済方法の殆どは、クレジット決済でしたし、電話で注文して来て下さる若いお客様も、大抵、クレジット決済を希望されました。
それなのに、電話口で現金払いにしてもらえないかと言われたら「え⁉️何で?」と、不信感を抱いたり、現金払いなら注文を取り止めるというお客様もおられると思います。
私は会社の従業員でもありますが、注文をして来て下さるお客様と同じ消費者でもあります。
なので、私はなるべく、お客様の立場に立った接客やサービスをするのが客商売だと思っているので、私はHさんに、思っている事を正直に言ってみました。
「クレジット払いOKとうたっているのに、現金払いにして欲しいと言うのは、おかしいと思います!」
「従業員やったら、クレジット会社の手数料の負担が大変という、会社の事情を考えて仕事をせんとアカンのと違うん⁉️」
「それやったら、最初から、支払いは現金のみと、チラシに書かれはったら良いんじゃないんですか⁉️」
こうして、私とHさんの間に、色々と摩擦が起こってきました…