「けい!ちょっと来い‼️」
と、私は父に、離れに呼ばれました。
「お前!妊娠したって…一体どうすんねん?」
「産む。」
「産むって…相手は離婚してないのに、産める訳がないやろ⁉️子供は、また出来る!今回は堕ろせ‼️」
「イヤや‼️」
と、私が叫んだ瞬間…
パシーン‼️
父の平手が、私の左頬を強く打ちました。
私は、父を睨みつけて、
「絶対、堕ろさへん‼️」
と、叫びました。
その時父は、娘が自分のお腹に宿っている小さな命を、必死に守ろうとして発した叫び声を聞いて、絶句していました…
「後は、ママに任しとき。」
と母が言ってくれたので、私は母屋に戻りました。
母が、父をどう取り成してくれたのかは判りませんが、それ以降父は、もう私に「堕ろせ‼️」とは、言わなくなりました…
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