自分の身体、そして家族の身体を癒す為の触り方は、手に入れると一生ものです。


こんにちは、森田です。



2015年1月より始まる『家庭の整体学』でのメインとなるのが、この「触り方」です。


整体の手技も、もちろん大切な要素ですが、


この自分や家族、人の体を触る時の「触り方」が不快だと、いくら心を込めても伝わるのは「不快」な感覚です。



私は触り方に、「快」や「不快」があるとは知りませんでした。



触り方なんて、丁寧に心を込めて触れば気持ち良いものだと考えていました。


けれど実際に、「快」か「不快」は、比べるとよーく分かります。



「快」の触り方の代表は、赤ちゃんが柔らかい手で、ギュッと掴んで来るあの触り方です。


赤ちゃんが近くにいらっしゃれば、指を握って貰って下さい。


いなければ、以前赤ちゃんに握られた感覚を想像して下さい。


ギュッと握った手には、隙間が無く、簡単には引き抜けませんよね。


あんな触り方、大人は簡単には出来ません。


柔らかく触れば、隙間だらけ。


隙間無く握ろうとすれば、ゴツゴツ部分的に当たって、痛いだけです。


この時の赤ちゃんの触り方が「快」の触り方。


そうでは無い触り方が「不快」な触り方。


です。


そして、ここで知って頂きたい事は。



触り方で伝わった不快な感覚は、身体にもその反応が起こります。



例えば、



不快な感覚で触られた皮膚は、その不快な感覚が「脳」へ伝わり、



脳が「不快」となった反応は、身体へと現れます。

特に脳が「不快」となった場合、筋肉は緊張します。


ですが、

脳が「快」となった反応は、身体へ現れると、


筋肉の緩みとなります。




ですので、


「快」の感覚が伝われば、その反応で身体は緩まり、



緩んだ筋肉は、実際に触ってみると、


・触り心地が良くなっていたり、

・暖かくなっていたり、

・皮膚の色が鮮やかになったり、

・凝りや痛みが楽になっていたり、

変化します。



子供さん等の元々柔らかい体は、あまり変化はありませんが、



張り、凝り、痛み、冷え等がある方は、



そんな、不調の場所である筋肉の緊張が緩んで、


本来の体の状態に戻ります。



ですので、整体をすると言うよりも、



この「触り方」を用いて、緊張した筋肉、いわゆる張りや、凝りや、痛みを感じている体を緩めて、本来あるべき状態に戻す事を行うのです。



更にこの触り方は、お肌にも応用できます。



特に、年齢を重ねて行くと、スキンケアが、気になりますよね。



美容液や、パックや、エステ等。


どれも効果があると思いますが、


この、


脳が快と感じる触り方。


これを手に入れると、


時間さえあれば、お肌を触ってもちもち感を感じてみてはいかがでしょう。


これから先も、素肌は素手で触れるものなので、是非「快」の触り方でのケアお勧めします。



話しを戻します。


では、この脳が快となれば、何が緩むと思いますか?


・・・・・?



答えは、「筋膜」です。



「家庭の整体学」では、施術で骨を動かしたり、曲げたり、捻ったりはしません。


この筋膜が緊張している部分を緩めて行く事が、中心です。



筋膜とは?



全身を覆っている「膜」なのですが、


赤ちゃんの体をそっと触るともちもちしているのに比べて、


凝りや痛みを抱えた大人の体は、触り心地が赤ちゃんと違って硬いですよね。


この違いが「筋膜」の緩み方の違いです。


もちろん筋膜は緩んでいる方が、本人にとっても気持ち良く、身体は快適な状態なのですが、


長年、力任せに動き続けた体を、自力で緩める事は困難です。


何故なら、力任せに体を動かす事が「癖」になっているからです。


そこで、今回紹介した「触り方」で、緩めると、


楽な状態を体感し、その感覚で体を動かすと、体は柔らかいまま動かすので、楽に動かす事が出来るのです。


まるで、今までギュッとかかっていたブレーキが、外れたような感覚です。



この触り方を用いた施術を大きく分けて3つあるので紹介します。


①快の触り方→赤ちゃんは、寝かしておくより触ったり、抱っこした方が泣きやんだり、眠ったりしてくれます。それは何も無いより、脳が快となるように触れられる事で、安心出来るからです。この状態と同じように、凝りや痛みで辛い方の、緊張した体も安心させてあげれる「快の触り方」を目指し取り組みます。


②揺らぎ→赤ちゃんを渡されると、誰でも抱っこしながら優しく揺らしますよね。それは、体はじっとしているより優しく揺する事で自律神経のバランスが整うからです。これは「電車に乗った時」に眠くなるのと同じ状態です。但しこの揺れが行き過ぎると「車酔い」のような状態になるので、相手にとって最適な揺らぎが出来るように目指します。


③筋膜調整→手当てです、脳が快となる触り方で、手を当てれば脳は快となり、体は緩まります。そのような触り方で筋膜を縮んでいる方向と反対の体が快適に動かせる方向へ緩めて行きます。この筋膜の調整は、凝りや疲れなどセルフケアにも活かして頂きたいと思います。


これらを用いて、お顔のお手入れ、肩凝り、脚のケア、足ツボ、ハンドケア、腰の凝り・張り・痛みに、レッスンにご参加頂いた日から練習し、日常でも活かして頂きたいと思います。


触り方は、難しいけれど、一度手に入れたら一生ものです。


人を触る度に、どんどん上達して行くので、

会う人会う人に、

「練習させて。」

と言って、ケアさせて貰うと、大変喜ばれます。

実際に生徒さんも、ご家族の方に施術して練習しているそうです。

中には、


「年頃の息子の体を好きなだけ触れて嬉しい。」


そんな別の面でも喜びを感じておられます。(笑)



整体の施術と言えば、ちょっと抵抗があると思いますが・・・。


私は、この触り方を学んで良かったと思っています。


自分の肌や体のケアも出来るし、


お父さんやお母さんの体も楽にしてあげられるし、


甥っ子や姪っ子の体だって、触れます。


こんな、術を一般の女性の方にも知って頂き、多くの人に喜んでもらえる喜びを体験して欲しいと思います。

この努力は、きっと楽しい。

と思います。

「家庭の整体学」レッスンの日程が決まりました。


興味のある方は、是非スケジュールを確保して頂きたいと思います。

2015年1月~3月

毎月第2日曜日と第3土曜日です。

基本、月に1回同じ内容を2回行いますので、どちらかお越し下さい。



募集の開始とご案内は、メールマガジンにて11月14日(金)スタートです。


メールマガジンは先に登録を済ませておいて下さいね。


来年は、新たな知識と技術と大切な人への愛情表現を身に付けて行きましょう。

私も全力でお伝えします。

それでは今日は、この辺で。


最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

森田


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