ノイキャン不要ならこれで。
しっかり、音楽を聴いてみようと思える音でした。
またまた少し前のことですが、オーディオテクニカの完全ワイヤレスイヤホン「ATH-CKS30」を買っていました。
完全に不要不急な買い物でしたが…
前から気になっていたことと、アマゾンのクーポンを適用したら結構安くなったところで思い切りました。
開封直後。充電端子に貼られた黄色いテープは剥がしましょう。
イヤホン本体の大きさは普通〜ほんの少し大きめ。
耳に着ける時に側面をつまめば良いのでタッチセンサーを誤爆させずに調節が出来ます。良いです。
また、側面に耳の出っ張りを回避するように窪みがあってケースからイヤホンが取り出しやすい。
大きさについては、耳に着けた時に飛び出すような悪目立ちもなく良いと思います。(そこはまあ、使ってる人の格好が追いついてないこともありますけど…)
イヤーピースはATH-SQ1TWと同じ形。おそらく、同社製他機種と共通のものですね。
高さがないため遮音性および社外品との交換はちょっと厳しいタイプ。
デフォルトが良ければ社外品に交換する必要はないですし、単品でも売られているので無くしてもメーカーサポートに頼らずなんとかなるのは良いですね。個人的には交換不要だと思いました。
充電ケース。
充電ケースは前面に白く光るLEDがひとつ付いています。AirPodsを意識しているのかな?ポケットに入れても嵩張らない形で良いです。普段は蓋を開けると白色に光りますが、充電が必要になってくるとオレンジに変わります。オレンジになるまでの残り具合は分かりやすくないかな。数日で放電するようなこともありません。
イヤホンの電源を入れた時の起動音、操作音はリニューアルされていて全体的には好印象。
でも、爽やかな起動音から圧縮ノイズが聞こえるのは少々残念。
音声ガイドは初期設定が英語ですが、日本語にも変えられるみたいです。
起動音や音声ガイドの音質…有名声優がアニメのキャラクターになりきっているとか、その辺を売りにした機種ではありませんけど、音楽を聴く前に聞くことになる音や声だからいつも気になる。
などと、ワイヤレスイヤホンはどうしても前置きが長くなりがちですね。すみませんでした。
ATH-CKS30TWはアプリ「A-T Connect」に対応しています。音楽を聴きながらアプリを開くと、1発で繋がります。良いですね。
(AVIOTとTE-D01q2の事、まだどこかで許していない)
先述の音声ガイドの切り替えもアプリから行います。
キーアサインとタッチセンサーの強弱を変更可能。
ATH-CKS30TWはマルチポイント接続に対応しているので、接続機器の管理(ペアリング解除)が出来るのも良いですね。
オーディオ関係。
ボリュームステップを変更すると微調整がしやすくなります。
外音取り込みはATH-SQ1TWより自然になりました。ヒアスルー(アンビエンスコントロールの中)とトークスルーの2種類があるようです。
イコライザー
イコライザーはカスタム機能が見当たりませんが(残念)、5種類のプリセットから更に強度を選択可能です。
これが結構有能で、プリセットから更に強度を選べるので選びやすい。
イコライザーを使わなければベースの音域が強めで、低音にやや呑まれた暗い音。ボーカルも遠め。良くも悪くもSOLID BASSシリーズらしい音。
イコライザーの「Vocal」を設定すると、文字通りにボーカルが近くなり、全体のバランスも一気に普通のイヤホンに。
低音重視のコンセプトを否定する気はありませんが、仮に長時間使うようならこれが一番聴きやすいし疲れないです。調節できる幅がそれなりに確保されていて、簡単に出来るのは良いです。
そのほかは、音の広がりが普通に確保されているし、チャンネルの左右に散りばめられた細かい音もしっかり拾っていて、価格の割には頑張っていますね。この前のダイソーも悪くなかったけど、格の違いを感じる()
ATH-CKS30TWにアクティブノイズキャンセリングはありませんが、低音の押し出しの強さで電車(在来線)の騒音は全然乗り切れそう。
騒音MAXの地下鉄でも外からの音は多少入ってきますが、ベースの音まで聞き取れます。イコライザーを切るか、低音ブーストにしておけば問題ないと思います。あと、接続安定性も特に問題なし(途切れません)。
ここまで感想を書くまでは、ATH-SQ1TWもまだまだ使えると思っていましたが、音質以外にアプリやマルチポイント接続対応など、トレンドに合った進化をしていて現在の販売価格なりの差はあるんだなと感じました。
オーテクのTWSは耳への負担が比較的少ないので、これから大事に使わせていただきますね。