AVIOT(アビオット)は、ピエール中野さん監修「無線ピヤホン」でお馴染み(?)のワイヤレスイヤホンメーカー。最近は色々なアーティストとタイアップしていますね。

今回は、壊れてしまった「SOUL ST-XX」の代わりに「TE-D01t」を購入しました。定価は10980円ですが、eイヤホン店頭では9800円でした。

決め手は1万円前後でノイズキャンセリング対応、AVIOTがずっと気になっていたのを思い出したこと。


コスパ重視の機種、しかも買う直前まで発売することも知らない機種だったけど買ってよかった。


ワイヤレスイヤホンはST-XXの他にAirPods(第2世代)、オーディオATH-SQ1TW、ソニーのWI-C400(を持っているので、以下のレビューはそれらとの比較が混ざっています。
本体と充電ケース。
本体は大きめ(分厚め)ですが、その引き換えに1回のフル充電で最大18時間の連続再生が可能。
外からは目立つけど、耳に合えば落ちることはなさそう。充電ケースはAirPods Proと似た形状。
あちらは電池持ちが良くないですがかなりスマートに出来ていると思います。
そして、充電ケースの前面には電池残量を示すLEDが4つ付いていてわかりやすい。更に9800円なのに、まさかのワイヤレス充電対応で充電しやすい。ノイズキャンセリングを使うとそこから2〜3割短くなるとのことですが、あいつ(WI-C400)の立場がもうなくなってしまいそう。

ノイズキャンセリングはパッシブとアクティブを組み合わせて最大-50dB低減。ソニーやAppleには及ばないとしても、地下鉄でボリュームを上げずに音楽を聴きたいという本来の目的でなら十分に使えそうです。
外音取り込みはST-XXよりは全然良いですが、AirPods Proの方がより自然みたいです。そう言う時は開放型のAirPodsを使うのであまり重視してません、すみません。
ST-XXのようにカラビナが付けられるわけではありませんが…
ダイソーで売っているワイヤレスイヤホン用のソフトケースに(ギリギリですが)収まります。
専用アプリ「SOUND ME」にも対応していて、ノイズキャンセリング、外音取り込み設定、タッチセンサー操作の割り当て変更、イコライザーを使った音質の調整ができます(カスタム可能)。

そして、いつも後回しになってしまう「音質」のこと。
設定は変えずに聴いていますが、音が太過ぎず細過ぎず、広がりも十分に感じられます。
ボーカルの距離感は程よく、至って普通。低音は量こそ多くないものの、高音のハイハット、低音のベースの動きをワイヤレスでしっかり拾ってくれるのは感動。無線ピヤホンを出しているメーカーらしく(?)ドラムなどの打楽器の音がはっきり聴こえてくるからびっくり。
どっかの音域を主張するよりは各音の表現力重視みたいで、音による聴き疲れはしにくそう。

他のワイヤレスイヤホンの立場が危ういだけでなく、Bluetoothのついていない古いiPod nanoも今度こそリストラになりかねない…と本気で思った。壊さないように、バッテリーが死ぬまでは大事にします…。

(唯一、充電ケースからイヤホンが取り出しにくいことが残念でしたが、別に充電ケースなんか持ち歩かなくても1日使えるよというメーカーの自信の裏付けなんでしょうか。ひねるように取ると取り出しやすくなるみたいです。)