9月初めから父親が入院していました。
74歳の誕生日も病院でした。
簡単に言えば足の調子が良くなくてそのまま上手く付き合っていくか、手術をして回復を望むか。
もちろん手術して〜だけど、
神経を傷つけてしまったら障害が残るリスクなどもあり相当悩んでいました。
周りはもちろん手術!
痛みを無くして残りの人生を楽しむ!
と言うけど、当の本人はもし歩くことができなくなったら…
の不安もあって、お酒飲んではあちこちでボヤいていたらしい。
お盆に帰った時には夫にまでどう思うか聞いていたみたい。
頑固で自分中心でしか物事を考えられない父親が、娘の旦那に相談、しかも末っ子の旦那に。
父なりに色々と思っていたんだろうな。
お盆に帰った時には父なりの終活が目に見えてわかりました。
今後使わない小屋を取り壊したり、私の為にやってくれていた保険の今後の受け取りの話などを夫にしていました。
終活なんて芸能人みたい、とか思ったけど
福岡に帰る時にはグッと寂しさも感じたりして、お互いに歳をとったなぁと思いました。
そんな父ですが、
足の手術の為に入院をして術前検査したら、
まさかの心臓に問題あり!!
いつどうなってもおかしくない状態でしたよ!
なんて言われて驚きました。
悩んだ手術だったけど、そもそもこの病院に診てもらったのも、春に姉がこの病院で手術をした時に自分の症状に良く似た話を目にして先生に相談したのが始まりだったんです。
姉は大きな病気でしたが無事手術も終わり長い治療生活を送っていますが、色んな縁があっての父の病気の発見でした。
初め聞いた時には驚いたものの何も知らずにいたら…と考えたら手術を決めて本当に良かったと思いました。
全てがそのタイミングだったんだな、と。
ただ色んな理由から足の手術は先延ばし。
まずは心臓から手術となりました。手術と言うか処置程度の話でした。
その先生は他の病院でも同じ手術を200件もこなした!腕に自信あり!なんてに何の不安も与えないタイプの先生でした。
母と姉の話では。
当の本人はもちろん不安だけど家族みんなはこれで安心できる!と思っていたのに、、、
もちろん私は病院に行けるわけもなく終了の連絡を待っていました。
すると母からの電話で、
手術はできなかった。と。。。
血管をどうこうする内容だったのが、父の血管は硬くなっていて如何にもこうにも処置できなかったそうです。
いつどうなってもおかしくないと言われた時には感じなかった悲しみがフツフツと。
だって、処置が出来なければいつどうなるかわからないってこと?
姉曰く先生も落ち込んでいたそうです。
父を回復させてあげれなかったわけではなく、自分の腕に落ち込んだ様子だったと…
パパとそんな話をしながら涙が止まりませんでした。
血は繋がっていないものの可愛がってもらっているのを感じている夫は怒っていました。
怒っても仕方ない、誰が悪いわけでもないのだけど。
今後は薬と生活習慣の見直しをしていかなければいけないとのこと。
医師はこれで死ぬわけではない、と言っていたそうです。
モヤモヤばかりが残りただただ涙が止まりませんでした。
姉だって命に関わる病気と言われる経験を、ほんのつい最近経験したばかりなのに、よくもまあそんな話をしたもんだと。
何もかもがモヤモヤでした。
人っていつだって真面目に生きなきゃダメなんだな。
好きなもの食べて好きなように生きる。
そんな事してたら命を落としかねない。
長く生きる為には食事も注意して運動もして、当たり前のことだろうけど、そうして生きていかなければいけないんだなぁと、何とも寂しく感じました。
↑
お酒も入っていてそこまで深く思った部分もあるけど、
その夜夫に告げました。
一緒にいると決めて結婚したのだから、一緒に長生きしようね。
お互い早くに逝くのはやめようね。
と。
私達は今年40歳。既にパパはなってる。
娘、息子の為に真面目に長生きすることを考えなくては。