それは、図書室

図書室に行けば、おもしろそうな本がたくさんある。
あれもこれも読んでみたい。
すっごく気になってた場所だけど、私には実はとっても行きにくい場所でした。
なぜなら、休憩時間は教室とトイレを往復するのがやっと。
それ以外のところに行く勇気なんてなかった。
だって、一人で歩いていたら、「あの子どこ行くんだろう」って変に思われるかもしれない。
もともと、自分でも、しゃべらないから人に変な目で見られてるんじゃないかと思ってて、かなり自意識過剰にはなってたと思います。
変な子だと思われるのが怖くて、自分の思うように、自由に動くことができなかった。
あの頃の自分を思い出すと、ほんとトイレに行って帰るだけでも、簡単なことじゃなくて。
頭のなかで、行こうか行くまいか、どのタイミングで行こうか、色々思い巡らしてからじゃないと動けなかった。
自分の意思で、決まった場所(自分の席)から動くことが私にとってはすごく大変なことでした。
かんもく症の子どもがみんなそうなのかはわからないけど、私はしゃべるのを見られる怖さプラス、自分の動作を見られる怖さもありました。
ほんと、自分でもよく頑張ってたと思います。
今でもたまにその怖さが出てくることがあって、その時は自分の動きが妙にぎこちなく、おかしく感じてしまいます。
話は戻りますが、学校では図書室に行きたくても行けなかったし、家でも親に気をつかって本を買って欲しいとなかなか言えなかった私。
そのせいか、大人になってからも図書館や本屋さんが大好き。
旅行に行ってもその街の図書館へ行ったり、本屋さん巡りをしてしまうほど。
用もないのに、へろへろになりながらも、本屋さん巡りがやめられなかった時期もありました。
きっと今でも、子どもの頃に満たされなかったものを満たそうとしてるんだろうなって思います。
今は子育てもあるし、そんなには読めないけど、それでも本屋さんに行きたい!
子どもにも、本人が望むなら、色んな本を読ませてあげたいなって思います。
はてさて、わが子は本好きになるかしらん?( ̄ー ̄ゞ-☆