偶然、同級生と再会した。
今まで同級生と会うのは、なんだかばつが悪いような感じがして、避けるようにしてきた。
その子とは、小、中と一緒だった。
悪気はなかったと思うけど、
その子に、
「もっと、しゃべったら」
って言われたことは、今でも忘れられない。
でも、その子と久しぶりに会って、
普通に、
「久しぶり~」
って手を振ってる自分がいた。
子どもは何歳?
今どこに住んでるの?
よかったら遊びに来てね。
当たり障りのない会話だったけど、
「またね~」
って手を振って別れた。
そのあと、ふと思った。
彼女は私が普通にしゃべってても、全然驚かなかった!
学校でその子に話しかけられても、うなづくか、首をふるか、首をかしげるか、そんなことしかできなかったのに。
もしかしたら、私が突然色々しゃべるようになっても、まわりは案外、普通に受け入れてくれたのかもしれない。
突然私がしゃべったらみんなが変に思うって、勝手に思い込んでただけだったのかも。
私がしゃべらなくても、意外とみんな、そんな私を受け入れてくれてた気がする。
やっとそんなふうに思えた。
当時の私にとっては、学校で普通にしゃべることは、まるでそうしたら自分が壊れてしまうんじゃないかと思うほどの恐怖だった。
子どもにとってそれは並大抵のしんどさじゃなかった。
自分が場面かんもくって知っていれば、また違ったのかもしれない。
生きづらさは変わらなかったかもしれないけど、頑張ってきた自分を認めて誉めてあげたいって思う。
同級生と会ったことで、また一つ壁を越えれた気がしました(^^)