からあげは弁当のおかずとしても大活躍しますね。
じつは、下処理の方法から盛り付け方にいたるまで、奥が深いメニューでもあります。
「オリーブオイルをひとまわし」のHPに解説が記載されていました。
■からあげの下処理
からあげに使われる鶏肉は、硬くパサパサとした食感になりやすい食材です。
とくに、鶏むね肉を使う場合は、正しく下処理ができたかどうかが、仕上がりの食感を
大きく左右してしまいます。
ふっくらとジューシーに仕上げたいのであれば、以下の順番に沿って下処理を進めて
みましょう。
(1)鶏肉の筋や脂を取り除く
鶏肉に多く見られる筋繊維は、加熱することで硬くなったり、縮んだりしてしまいます。
これらの筋は、下処理の際に包丁で細かく切り込みを入れ、断ち切っておかなくては
なりません。
鶏皮も縮みやすくなってしまうため、フォークで穴を開けておきましょう。
(2)下味をつける
からあげの下味といえば、長時間漬け込むという方法をイメージする人も多いでしょう。
しかし、あまりに漬け込みすぎると、逆に大切な水分を逃がすことにもなるのです。
下味は、醤油や酒、みりん、にんにく、しょうがなどの調味料を混ぜ合わせたら、
鶏肉全体にいきわたるようにまぶすだけでOK。
ちなみに、タレをまぶす前に水に10分ほど漬けると、よりジューシーな食感になるようです。
ぜひ、試してみましょう。
■覚めても美味しいからげの作り方
冷めたからあげを一口食べて、パサパサと硬い食感に残念な思いをしたことはないでしょうか。
冷めると味が落ちてしまうからあげは、弁当のおかずとしては致命的です。
冷めても美味しいからあげを作るコツは、「揚げる→休ませる」を繰り返すこと。
2度揚げ、3度揚げをするだけで、冷めてもじゅわっと肉汁がしみ出す美味しさを
キープすることができます。
さらに、下処理のときに塩と砂糖を加えるというのも、効果的な方法。
塩には肉を柔らかくする効果があり、砂糖は肉の中に水分をとどめる効果があります。
からあげを弁当に入れるときには、これらの方法を実践することで冷めても美味しく
食べられるはずです。
■揚げないからあげの作り方
揚げもの料理の代表格であるからあげは、どうしても「太りやすい」というイメージを
もたれやすいです。
ごはんのおかずとしても、お酒のつまみとしても絶品のからあげですが、
食べすぎることに罪悪感をもつ人も少なくないです。
そんなときは、揚げないからあげの出番です。
揚げない作り方は、途中まで通常のからあげと同じです。
下処理をした鶏肉をフライパンに重ならないように並べて、じっくりと焼いていきます。
このとき使用するフライパンは、フッ素加工のものがおすすめです。
揚げないからあげは、最初に弱火で加熱して鶏から出る脂を全体に回すように
しなくてはなりません。
脂を全体にいきわたらせることが、揚げたようなサクサク食感を作り出す
ポイントなのです。
皮がパリッと焼け、火が通ったら、中火にして全体に焼き色をつけましょう。
焼く前にまぶす粉は、片栗粉がおすすめ。
時間が経っても、サクサクと香ばしい食感を楽しむことができるはずです。
■からあげの盛り付け方
からあげをただ大皿に盛り付けたのでは、茶色一色となります。
お世辞にも食欲をそそる見た目とはいえません。
からあげを盛り付けるときは、「彩り」と「立体感」に気をつけることが大切です。
彩りというのは、赤、黄、緑の食材のこと。
さらに、白、黒、紫などの色の食材を加えると、より豪華に見栄えがよくなります。
次に、立体感というのは、からあげを山高に盛り付けること。
平たく盛り付けると、からあげの間から下の皿がのぞき、華やかさに欠けます。
お店のからあげのように見せたければ、積み上げるように盛り付けるとよいでしょう。
また、からあげだけでは栄養をバランスよく摂ることが難しいです。
たっぷりと野菜を入れたスープやサラダなど、彩りと栄養面を兼ね備えた副菜も
加えてあげるとよいでしょう。
外はサクサク、中はジューシーなからあげに仕上げるためには、いくつかのポイントを
守らなくてはなりません。
ただ、弁当に入っているからあげが揚げたての美味しさをキープできるとなれば、
よりこだわりたくなるはずです。
ぜひ、今回紹介した方法で絶品からあげづくりに挑戦してみましょう。
以上、おつまみとして食べるからあげが大好きな営業マンの日記でした(;^_^A