みなさんは緑茶をよく飲みますか?
緑茶には様々な種類があります。煎茶、番茶、ほうじ茶、玄米茶、などなど……
みなさんは、これらの違いを説明できますか?
「東京ガス ウチコト」のHPに解説が記載されていました。
ほうじ茶と緑茶の違いは何でしょうか?
実は、ほうじ茶は緑茶の一種に分類されます。「緑茶」「ほうじ茶」と分けて表記されて
売られていることで、全く別のものかと勘違いしてしまいますよね。
ほうじ茶は、漢字で「焙茶」と表記されることもあります。
緑茶(煎茶)の主流から外れた番外のお茶「番茶」をきつね色になるまで焙煎し、
香ばしさを引き出したお茶が「ほうじ茶」です。
日本で生産されるお茶のほとんどが緑茶。
栽培方法、製造の仕方によって、さまざまな種類のお茶になります。
緑茶は育て方で大きく2つに分類され、さらにそこから製造工程などの
違いによって分類されます。
■ 覆下園(おいしたえん)で育てる
茶摘み前の約20日間、覆下、つまり日光を遮断して育てる方法です。
覆下園で育てる緑茶は、主に抹茶と玉露に分けることができます。
■ 露天園で育てる
覆いをせず、太陽の光をたっぷり浴びさせて育てる方法です。
露天園で育てる緑茶は、主に煎茶と番茶類(ほうじ茶など)に分けることができます。
それぞれの詳しい説明を次の項目でしていきます。
(1)抹茶
てん茶を出荷する前に石臼で挽いたものが「抹茶」です。
てん茶とは、茶園をよしずなどで覆い、日光を遮って育てた一番茶を原料とし、
蒸した後、揉まずにそのまま乾燥し、茎や葉脈などを除いた後のものです。
このてん茶を、出荷前に挽いたものが抹茶で、ほろ苦さとお茶の甘みを感じる
ことができます。
(2)玉露
新芽が2~3枚開き始めたころ、茶園をよしずなどで20日間程度覆い、
日光を遮って育てたお茶が「玉露」です。
光を制限して新芽を育てることで、アミノ酸のテアニンからカテキンへの生成が抑えられ、
渋味が少なく、うま味が豊富な味になるそうです。海苔に似た「覆い香」が特徴的です。
玉露は抹茶の約2倍のビタミンCを含み、さらにカフェインの量はコーヒーの約3倍
含まれていると言われています。
カフェインの過剰摂取を避けるために、飲み過ぎには注意が必要ですね。
(3)煎茶
緑茶の多くは煎茶として作られます。
緑茶と表記されて売られているお茶は、煎茶であることが多いそうです。
緑茶は、新鮮な茶葉の状態で熱処理(蒸す・炒る)することで酸化酵素の働きを
とめた不発酵茶です。
蒸して揉んで製造する一般的な製法でつくられたお茶が「煎茶」です。
(4)番茶とほうじ茶
地域や茶葉によって様々な意味がありますが、日本茶の主流から外れたお茶を
総称して「番茶」と呼びます。
「ほうじ茶」は、そんな番茶をきつね色になるまで強火で炒り、香ばしさを
引き出したお茶です。
ほうじ茶は炒る工程が入っていることにより、カフェインの含有量が
少なくなるそうです。
ほうじ茶と緑茶の違い、またお茶の種類をご紹介しました。
製法や味に違いがあったんですね。
味の違いはぜひ飲み比べて確認してみてください。
以上、子供の頃は3時のおやつを食べながらお茶を飲んでいた
営業マンの日記でした(;^_^A