ラムネは、瓶の中に入っているビー玉に音も鳴り、風流さを際立たせますね。

 

ラムネや瓶詰めのコーヒー牛乳など、古くから愛されている日本ならではのドリンクに、

大手メーカーが参入していないのにお気付きでしょうか?

これには日本の経済を守るためのルールが制定されているのです。

「エキサイトニュース」のHPに解説が記載されていました。

 

 

大企業と中小企業が共存共栄していくために、我が国には「分野調整法」という法律があり、

ラムネ、シャンメリー、びん詰めコーヒー飲料、びん詰クリームソーダ、

ポリエチレン詰清涼飲料(チューチューとか呼ばれている類のアレ)、焼酎割り用飲料の

6品種は「中小企業の特有の品種と規定されています。

 

この6品種を中小企業特有の商品と定めているのは法律ではありません。

分野調整法の精神というのは”中小企業中心となっている市場に大企業が参入する場合は

その影響度を十分配慮すること”ということであり、品種にまでは言及していないのです。

 

理由は、この6品種はもともとずっと前から中小企業が作っていたからです。

それで、昭和52年からこれらについては大企業は製造を控えてほしい、

とお願いしているのです。

 

ちなみに、ここでいう大企業とは「資本金が3億、従業員数が300人以上」の会社。

その範囲内であっても、範囲外で規模は中小企業であってもグループや子会社は

参入はできないそうです。

 

この6品種ではないが、最近一部で話題沸騰の「地サイダー」も、製造は中小企業による

ものが多いようですが、ここには特に指導が入っていたりしないそうです。

 

サイダーというのは、歴史的に見ればコカ・コーラが参入するまえの昭和30年代より

昔の飲料です。

その時代の炭酸飲料といえばラムネとサイダーしかなく、製造メーカーの多くは中小企業でした。

その歴史的流れでなのではないでしょうか。

また、基本的に大企業は全国をターゲットにした商品を開発しますから地サイダーには

あまり向きませんよね。

 

以上、子供の頃はプールの帰りにラムネを飲んでいた営業マンの日記でした(;^_^A