“住みたい街ランキング” で、毎回上位にランクインする街、恵比寿。

駅には4路線が通り、広尾、中目黒、代官山、渋谷など人気の街が徒歩圏内と、

交通の便がとてもいい場所にあります。

 

 

実は、恵比寿の街としての歴史はそんなに古くありません。

人がこの場所に住み始めたのは「恵比寿ビール(現ヱビスビール)醸造場」が

作られた約130年前からだといいます。

 

ところで、エビスビールはもともとは大黒ビールだったのをご存知でしょうか?

「サッポロビール」のHPに解説が記載されていました。

 

 

1890(明治23)年2月、恵比寿ビールは発売されました。

日本麦酒醸造会社は同年4月に開催予定の第3回内国勧業博覧会に「大黒ビール」という

ブランド名で出品しようとしていました。

 

しかし大黒ブランドは既に商標登録されていたことから、同じ七福神の一神として

福徳を授ける「恵比寿」に変更したのです。

なお、この内国博で恵比寿ビールは札幌ビールとともに3等有功賞を受賞。

審査報告では、恵比寿ビールが麒麟ビールと並んで品質「最良好」と絶賛されていました。

 

当時は「朝日」「麒麟」など縁起の良いブランド名が流行っていたそうです。

それに習って「大黒ビール」にしようとしたものの、すでに商標登録済みでした。

そこで、同じ七福神の「恵比寿」に変更したといわれています。

 

人気の高い「恵比寿ビール」を出荷する際、牛車や馬車では非効率でした。

そこで、1901年に貨物駅「恵比寿停車場」が開設されたんです。

このエリアに鉄道が敷かれたのは、それが初めてだったそうです。

周辺に住居や社宅ができて人口が増加していったことで、1906年に旅客用の駅が開業し、

やがて「恵比寿」が地名となりました。

この街の由来は、ビールのブランド名なんです。

 

以上、恵比寿駅の発車メロディーが好きな営業マンの日記でした(;^_^A