ふっくらとしたみずみずしいさやと中のグリーンピースをまるごと食べられる

スナップエンドウ。

さやえんどうの中でも食べごたえがあり、さまざまな料理にも使いやすく

人気の野菜です。

ところで、スナップエンドウのネーミングの由来をご存知でしょうか?

「オリーブオイルをひとまわし」のHPに解説が記載されていました。

 

 

えんどう豆自体の歴史は古く、ツタンカーメンの墓からも発見されたという話が

あるほどです。

十分に育ったえんどう豆のさやは硬いため、食べられるのは中に入っている豆だけです。

一方スナップエンドウは、えんどう豆をさやごと食べられるよう品種改良されて

誕生したものです。

そのため絹さやのように若採りして食べるさやえんどうと違って、歴史が浅いです。

 

スナップエンドウは英語ではsnap beanと表記されます。

スナップとは、パキンと折れるという意味です。

スナップエンドウのさやは水分が豊富で、実際に手で半分に折るとパキンという

感触があります。

その特徴がそのまま名前の由来になっているのがおもしろいですね。

 

アメリカで名付けられたことからもわかるように、スナップエンドウはアメリカ生まれの

さやえんどうです。

一般的なさやえんどうは中の豆が成長するとさやが硬くなるため、さやごと食べることは

できなくなります。

さやごと食べるには絹さやのように豆が小さいうちに若採りするしかありませんでした。

品種改良されて生まれたスナップエンドウは、豆が大きくなってもさやが硬くならないため、

豆もさやもふっくらとした状態で美味しくいただけるのが最大の魅力です。

 

スナックエンドウという名前は、日本の会社が名付けたスナップエンドウの商品名です。

スナップエンドウが日本に輸入されるようになった1970年代に、日本人が親しみやすい

名前をと考案されました。

軽食という意味を持つスナックを名前に使ったのは、より親しみやすい言葉であることに加え、

スナップエンドウがスナックのようにポリポリと食べやすい品種であることが由来と

されています。

同じ種類をさす二つの名前が混在しているのが紛らわしいということで、
1983年に農林水産省によりスナップエンドウに統一されることにはなりました。
それでも、いまもなお昔の名残でスナックエンドウという名前が使われている場面もあります。
いずれにしても、正式な名前はスナップエンドウだと覚えておくといいのでしょう。
アメリカ生まれの新品種・スナップエンドウは、特徴がそのまま名前になったユニークな
野菜です。
呼び方が違うだけでスナックエンドウとはまったく同じものをさしているという点も
おもしろいです。
栄養もたっぷりで美味しい旬のスナップエンドウをぜひ食卓に取り入れましょう。
以上、エンクミこと遠藤久美子さんは可愛いと思う営業マンの日記でした(;^_^A