北海道夕張市で生産される「夕張メロン」は、今では高級フルーツとして

全国的に有名であり、贈答品としても使われていますね。

 

なぜ夕張メロンは有名になったのでしょうか?

「PREZO」のHPに解説が記載されていました。

 

 

北海道は、じゃがいもやとうもろこしなどイモ類や穀物の栽培で有名です。

広大な大地を活かした農作物の栽培を行っていますが、一方で寒暖差が激しく夜の寒さが

厳しいため、北海道では限られた作物でないと育てるのが難しいという一面もあります。

 

そこで、一日の寒暖差が厳しい北海道の気候を活かして栽培されはじめたのがメロンでした。

メロンは日中に暖かな日光を受けて養分を蓄え、夜に日中に蓄えた養分を使って呼吸を

しながら育ちます。
つまり、夜に養分を使い切ってしまうと実がよく育たないため美味しいメロンに育たないのです。

北海道で育つメロンは日中にたくさんの養分を蓄え、夜には厳しい寒さでメロンの活動を最低限に

抑えることができます。

つまり、夜に養分を使う量を減らせるため、どんどん実に栄養が蓄えられていくのです。

寒暖差が激しく、肥えた土壌を持つ北海道はメロン栽培に適した土地だと言えるでしょう。

 

北海道で特に知名度が高いのは夕張メロンです。

もちろん、品質の良さで知られた面もありますが、一時期爆発的に知名度が上がったきっかけに

なる出来事があったようです。

それは、昭和の名野球選手・王貞治がヒーローインタビューで「夕張メロンが好き」という旨の

コメントをしたことがきっかけ。

このコメントがマスコミに取り上げられたことから、夕張メロンの名前が多くの人に知られました。

 

全国各地に地域をアピールするマスコットとして活躍するゆるキャラがいますが、

北海道にもメロンをモチーフにしたゆるキャラ「メロン熊」がいます。

しかし、その見た目は強烈なインパクトで、お世辞にも「ゆるい」とは言い難いでしょう。

最後に豆知識としてメロン熊について紹介します。

 

メロン熊は、夕張メロンを食い荒らす熊が変貌したフルーツアニマルという設定。

メロン農家の悩みの種である熊被害を面白おかしくゆるキャラにしているのだそうです。

見た目通りに狂暴なキャラクターで、他のご当地ゆるキャラに噛みついているシーンも

度々見られます。

1度見たら忘れられない、そんなユーモア度の強いゆるキャラです。

 

以上、病気の時にメロンを食べる記憶がある営業マンの日記でした(;^_^A