鉄、アルミ、銅など、フライパンにも種類がありますね。

 

ところで、銅製フライパンの特徴とは何なのでしょうか?

「macaroni」のHPに解説が記載されていました。

 

 

銅製フライパンの大きなメリットは、アルミや鉄などほかの素材とくらべて

早く均一に熱が伝わることです。

中心部だけ温まるのではなくフライパン全体にムラなく伝わるため、

火力の調節や扱いが簡単。熱伝導率の高さにより焦げ付きの心配がなく、

火が通りにくい料理や長時間煮込む料理に適しています。

錆びにくい素材でもあり、調理のときに発生する銅イオンは、

抗菌作用があると言われていますよ。

 

銅製フライパンはアルミと比べると重く、鉄と同じくらいの重量です。

フライパンをあおる動きをするとき手首に負担がかかるのがデメリットと

いえるでしょう。

家庭用フライパンは2,000~3,000円が一般的ですが、

銅製フライパンは10,000~20,000円のものが多くあります。

熱伝導性や錆びにくさのメリットがある分、通常のフライパンより高価です。

銅製フライパンの取っ手は熱くなりやすいので、取っ手カバー付きや木製に

加工されているものがおすすめですよ。

 

銅製フライパンは大きく3タイプにわかれます。

・浅型:炒め物、焼き物
・深型:煮込み、揚げ物
・卵焼き器:卵焼き


3タイプそれぞれ適した料理があるので、普段つくる機会が多いメニューに

あわせて選びましょう。

浅型は表面積が広い分、一度に大量の料理をつくりたいときにぴったり。

深型はコンパクトサイズのものもあるので、キッチンのスペースを

あまりとりたくない方におすすめします。

 

銅製フライパンの一般的なサイズは直径20~30cm、取っ手を含めると30~50cmです。

取っ手を含めるとかなり大きく、キッチンスペースを大幅にとってしまう可能性が

あるのでスペースを考慮して選びましょう。

重さは深型よりも浅型や卵焼き器の方が軽いです。炒め物調理で使う場合や食洗器を

使わず手洗いする際は、重さもチェックしてくださいね。

銅製フライパンは電気抵抗が大きいので、直火のみと記載されている

場合がほとんど。

しかし自宅のIHが「オールメタル加熱方式IH」であれば銅製フライパンを

使用できます。

オールメタル加熱方式IHはステンレスや鉄だけではなく、アルミや銅も使える

IHのことです。

銅製フライパンを購入する前に、自宅のIHがオールメタル加熱方式IHかどうが

確認してみましょう。

 

銅製フライパンは実際に使い始める前にしておきたいお手入れがあります。

1. ラッカーを外す
2. 油ならしをする


「ラッカー」とは銅製フライパンの表面にある被膜です。

ラッカーは酸化防止の役割がありますが、外さずに使うと焦げ付きやすく

なるので要注意。

ラッカーを外すには水ををたっぷりと入れ、約15分間煮沸させます。

煮沸あとは洗剤でしっかりと洗いましょう。

油ならしは銅製フライパンの表面に油膜を張る作業です。

油膜により焦げ付きにくくなり、扱いやすさがぐんとアップしますよ。

7分目まで食用油を入れ、ぷくぷくと泡がでるまで弱火~中火で加熱します。

約5分間火をいれたあとは火を消し、油をオイルポットへ移しましょう。

フライパンが冷めてきた頃にキッチンペーパーを使い、油をなじませてください。

 

ラッカー外しと油ならしを終えると、ようやく銅製フライパンを使えるように
なります。
普段使うときは以下のポイントに注意してください。

・はじめ1カ月は油を多く使う・弱火
・2カ月目以降は弱火~中火で使う


使い始め1カ月間は油膜をしっかりと張れるよう、多めの油を使ってフライパンに
馴染ませ、余分な油をふき取ったあとに使ってください。
熱伝導率が高い分、いつものように加熱すると熱しすぎてしまいます。
弱火~中火での使用を意識するのが大切です。
 
普段のお手入れによって、銅製フライパンが長持ちするかどうか左右されます。

・使用後はすぐに洗う
・洗ったあとは火にかけて水分を飛ばす


油膜を残せるよう、洗剤を使わずやわらかいスポンジとお湯で洗いましょう。
使用後に放置すると錆びの原因になるので、なるべく早く洗うのがおすすめです。
洗ったあとは火にかけて水分をとばし、再度キッチンペーパーで油をなじませると
錆びや変色を防止できますよ。
 
以上、フライパンといえば、プロレスの反則を思い出す営業マンの日記でした(;^_^A