年末の風物詩といえば、日本全国あちこちで開催される「第9」の演奏会ですね。

 

第9はいつから、年末の風物詩になったのでしょうか?

「Yahoo!ニュース」のHPに解説が記載されていました。

 

 

第9が年末の風物詩になったのは、1950(昭和25)年ごろ、NHK交響楽団が演奏したのが

きっかけです。

第9の演奏会にお客が集まることが分かったことから、1955年ごろには、さまざまな楽団が

演奏し始めました。

 

第9の歌詞が『歓喜の歌』と呼ばれ、年末に歌うことがふさわしいとされたことや、

曲調がにぎやかであったことが影響しています。

また、楽団の収益的な事情も関係していたようです。

 

合唱団が第9を歌うようになると、楽団の演奏をバックに合唱したいという要望が増えます。

合唱団はアマチュアの人が中心で、晴れの舞台を見ようと、合唱者の家族や友人も演奏を

見に来ることから、入場券がよく売れます。

また、楽団は合唱団から出演料を得られることから、楽団員のボーナスを確保するためにも、

年末に第9を数多く演奏するようになったようです。12月に何十回と第9を演奏する楽団も

あります。

 

第9は当初、50人くらいで合唱することが多かったようです。

しかし、日本では、第9の演奏会場が大きくなるにつれ合唱者の数も増えました。

声量をカバーするためです。

プロの合唱者が100人で第9を歌う場合、アマチュアでは200人いないと同じ声量になりません。

 

第9を年末に歌うのは、基本的に日本だけの風習でした。

海外では、第9は神聖な曲として認識されており、ほとんど歌われません。

歌われる場合は、特別に喜ばしい出来事があったときだけです。

例えば、ベルリンの壁が崩壊した年にドイツで歌われました。

 

しかし、最近では、日本で年末に歌われるということが知られ、海外でも年末に歌う風潮が

広がりつつあるそうです。

 

以上、自分では今年一年も頑張ったと思っている営業マンの日記でした(;^_^A