「目には青葉 山ホトトギス 初カツオ」は有名な俳句ですね。

初カツオを食べると75日長生きするといわれているそうですが、

どうしてなのでしょうか?

「エールマーケット」のHPに解説が記載されていました。

 

 

四季折々の食材を大切にしてきた日本人は、その季節の最初にとれた野菜・果物・

穀物・魚などを「初物」と呼び、「初物を食うと75日長生きする」と信じてきました。
そんな「初物」と「鰹」が合わさった「初鰹」は、江戸っ子の中で大変な人気を呼び、

初夏の風物詩として愛されてきました。

 

鰹料理の代表選手「鰹のたたき」は、鰹の身を厚めに切って表面を火であぶり、

塩を振って、たたいてなじませたあとに、薬味をのせて食べる高知県の郷土料理です。
現代のように、冷蔵・冷凍技術が発達していない時代。

傷みやすい鰹を生で食べて食中毒になるものが後を立たなかった土佐(現在の高知県)では、

武将の山内一豊(やまうち かつとよ)によって、鰹の生食が禁止されました。


人々は、それでも鰹を生で食べたいという思いから、表面だけをあぶることで

「焼き魚」として食べていたことが「鰹のたたき」の由来といわれています。
また、何気なく一緒に食べていたショウガ、ニンニク、ネギなどの「薬味」には、

殺菌消毒作用があります。

昔の人々の知恵から生まれた習慣は、現代でも生活の中に浸透しているのです。

 

また、結婚式の引き出物の定番となっている「鰹節」ですが、

なぜ結婚式で用いられるようになったかをご存じですか?

それは鰹節の作り方に秘密が隠されています。
鰹節は、鰹を3枚に下ろしたその半身を、さらに2枚に下ろすことで作られるので、

鰹の背側の身で作られる「雄節」と、腹側の身で作られる「雌節」の

計2種類が出来上がります。
その「雄節」と「雌節」は、ぴったりと合わさる形になっていることから、

縁起が良い「夫婦の象徴」として、結婚式でふるまわれるようになったといわれています。

 

以上、おにぎりの具は、梅とおかかが好きな営業マンの日記でした(;^_^A