都合の悪い時などに、わざと寝たふりをすることを「狸寝入り」といいますね。

なぜ、狸なのでしょうか?

「言葉の手帳」のHPに解説が記載されていました。

 

 

「狸寝入り」とは、都合の悪くなった時にわざと眠ったふりをすることです。

例えば、飲み会の席でもう飲みたくない、これ以上飲めない時に寝たふりを

するケースや、電車に乗っていて妊婦さんや老人が乗ってきた時に、

席を譲りたくないが為に狸寝入りをするケースなどが、日常で頻繁に

見る狸寝入りではないでしょうか。

 

動物の狸であれば、問題ないですが、人間の場合において狸寝入りをしているのが

相手に伝われば、相手は決していい思いはしませんから、使う際には十分に注意が必要です。

またこの言葉自体が江戸自体の文献に既にあった言葉であり、かなり昔から日本では

使われていた言葉となります。

 

「狸寝入り」の由来は、狸は、銃声が聞こえた時や驚かされた時などに、

気絶してその場で動かなくなり、しばらくしたら意識を戻して逃げる

という習性を持っており、猟師が銃を撃って倒れたと思い、

銃を置いて近づくと、その瞬間に狸が逃げるということから狸寝入りと

いう言葉を使われるようになりました。

 

狸は人を騙す、化かすというのが童話に出てきますが、これは実際に

このようなエピソードから言われるようになった説もあり、

イヌ科でもある狸は、実はとても賢い動物なのかもしれません。

 

以上、たぬきそばより、きつねそばが好きな営業マンの日記でした(;^_^A