最近みたテレビでやめて欲しいことがある。
まずはスゴい高齢者の取材で「◯◯才なのに運転している」とかやめて欲しい。
山もすたすた登り、魚をひょいひょい釣って、素晴らしい
って内容だったかな?
←家事をしながら観てるのでうろ覚えですが
確かに山間部にお住まいの人は車がないと買い物にも行けないし、魚も釣れなきゃ稼げない……のはわかるけど
私だって交通が不便な地域に住んでますからね。
明日は我が身ってわかってますよ。
でも、「運転できてスゴい」は入れないでほしい。
山をすたすた登れることや魚釣りのことだけでもじゅうぶんスゴい
視聴者のなかには親御さんの免許返納を勧めてるのに聞き入れなくて困ってる人も少なくないはず。
さも、「運転できる」ことがスゴいことのように放映されてしまうと、多少ボケてても足が悪くても「運転だけはできる」ことがボケてない証と本人は捉えられてしまう可能性があるのだ。
実際、うちのじいさんもそういうテレビ番組が好きで観ていたが、「俺の方が年上だが、運転できる」と得意げだった。
「運転できている」ことがスゴいのではなく、「他者に安全な運転」ができるかが一番問題なんだけどね
もちろん色んな生活があり、ご高齢になっても自立した生活を出来てるのは素晴らしい
が、なんでもかんでも自分たちだけじゃなく、適度に人に頼ったり、任せたりしながら生活していることも素晴らしいことだと放映して欲しい。
うちのじいさんも20年近く前は「老人会」やデイケアなんて「暇で物好きな年寄りまたはボケた年寄り」
が行くもの。と頑なで誘っても「俺はまだそんな年寄りじゃない」とずーっと断っていた。
足が悪くなり、渋々免許返納した今。
週1で代わる代わる娘たちが通ってくれ、デイケアでは娘みたいな人に優しく世話してもらえて、友達までできた。
お陰でいまでは可愛げのあるじーさんに
独りで暮らすことはじーさんにとって自分のリズムで暮らせて、自尊心も保てる。
それになるべく合わせて私たち姉妹が会いにいき、行政のサービスも利用する。
今の形がお互いに一番いいのだと思う。
もうひとつはスポーツ選手の番組でスポーツに専念してもらうために奥様は仕事を辞めて、食事の管理のために資格を取ったとか。
とかく、日本は「男を立てて、女は支える」ことを賛美しがち。
いまだに「専業主婦」を推奨してるかのよう……。
それでも、専業主婦でいると「3食昼寝付き」と思われて家の雑事を押し付けられる。
専業主婦と旦那さんが喧嘩して言われることは「俺が食わしてやってる」
待て待て(;-ω-)ノ……家の雑事を主婦が引き受けてくれるから「仕事に専念」できるんだろーが
私の友人でさえも、家事、育児は女性がやるものという考え方。
私が息子を育てて思うのは、「仕事しか出来ない男になってほしくない」
確かに日本を代表するってプレッシャーもスゴいだろうけど。
まー、うちの息子は日本を代表するような職業じゃないから関係ないといえば、関係ないけど。
選手生命が短いスポーツ選手だからこそ、奥様も社会のキャリアを諦めないでお互いに分担したほうがいいのでは
と感じてしまう。
年寄りには「自立」を推奨してるのに、若者は「嫁に支えてもらい、仕事に専念する」ことを褒め称える。
モヤモヤするので観ないようにしてるのですが。
先進国154ヶ国の中で男女平等の順位が120位っていうのも納得ですよね。
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この順位は先日仕事の研修で受けた時に聞いた話なので、間違えてるかもしれないです