電話帳
よのなかで、一番読み応えがない文明の書物
確か、キャストアウェイでは、聖書ではなく、ヘミングウェイではなかったか?
で、昔読んだ漫画に、なんでも読んでしまう国語の先生が今熱心にしているのは
電話帳を読むことってあった。思わず笑った。だって電話帳は本当におもしろくない。
出ているのは名前と住所と電話番号だけ。
しかし、個人情報保護法が施行されると違った意味合いが電話帳に出てくるね。
個人情報だからね、電話番号も。これからはどんどん薄くなっていくんじゃないだろうか。
なんの文明もない島に一人でいたら、きっと都会が恋しくなる。
そしたら、文明の書物で、今まで全部を読んだことのない(あるいはこれからも絶対読まないだろう書物)
である電話帳を熱心に読む。
こんな人がいるんだ、あーおもしろい名前、とかいってさ。
「やまだ、たろう」それを巻き舌で言ってみたりして。
結構おもしろいか。