今週末の振り返り、がっつり野球です🥎。
昨日(5/25)土曜は先週に引き続き大学野球、家からは近くて便利な今津運動公園野球場まで。
近くて便利なはずだが駐車スペース確保にバタバタ💦、もう真面目に観戦諦めようかと思ったほど😓。
大学野球が大人気…ということではなく少年野球、テニス、サッカーなどいろんなイベントが同時開催の総合運動公園、数か所ある駐車場の入り口はどこも長蛇の待ち行列🚙🚙🚙。
11時開始の試合に備え、10時前には球場に到着したのだがスタンドインはギリギリセーフ、焦った😵。
スッキリ晴れたなんとも気持ちのいい天気。気温は高かったと思うが上空はかなりの強風🌀。
観戦中、暑さを感じずに済んだのはよかったがプレーする選手にとっては厄介者以外の何物でもなし😔。
高く上がったファールフライは捕球間際でどんどん流される、外野手が一旦手を上げたボールが頭上を超えていく…波乱含み。
そんな雰囲気の中で行われたのは九州六大学野球・春季リーグ戦の優勝決定戦、「1ゲームプレーオフ」。
昨年の春もこの球場で九六のプレーオフを見たが、各大学実力の差がなく毎度のごとく、今春も混戦模様となった。
8勝2敗同士で並んだのは福岡大と北九州市大。
福岡大はリーグ戦の最終戦で2敗で並んだ昨春の優勝校・西南学院大を破ってのプレーオフ進出。
昨秋は10戦全勝で優勝。選手は毎年どんどん入れ変わっていくが安定して優勝争いに絡んでくる総合力はリーグ随一。
2連覇、そして62回目のリーグ戦優勝をかけての決定戦、チームを引っ張るのは主将の内藤叶夢選手(4年・開星)。
「3番・ライト」、右に左にコースに逆らわず打ち返してくる好打者。
ずば抜けた選手はいなくてもベンチにいるすべての選手が自分の役割をしっかりと果たしながら最後は勝利をもぎ取っていく、そんな福大野球の中心選手😌。
対する北九大は昨春に続いての決定戦。
昨年は今年からKAL・北九州下関Pでプレーする川﨑大輝投手を中心にしっかりとした野球(←ってどんな野球でしょう?)をするチームという印象が残った。
昨春の決定戦は西南大(と言うか茶屋野投手かな🤔)に敗れてしまったが、今年は悲願の全日本選手権キップを勝ち取りたいところだろう👊。
この両大学は開幕日に見て以来だが、その開幕戦でも圧倒的なパフォーマンスを見せてもらった石橋昂樹選手(4年・宗像)が強烈に打線をけん引したようだ。
筑豊緑地のスコアボードを超えていく特大HR、その後も火が着いたバットは鎮まることなく.488/4HR/21打点、3冠王を確定させている👑。
"夢を見させてくれる"九州大学野球界きっての大型ショートストップ、この試合も毎打席固唾を飲んで凝視👀。
九州から全日本選手権に出場する4大学の最後の代表を決める一戦。以下、試合経過を順に追って。
■初回
福大の先発は開幕投手も務めた朝吹拓海選手(2年・神村学園)。
去年の8月にはチーム本体が関西(←だったと思います)遠征に赴く中、福大グラウンドでのBチームの試合で投げている姿も見た。
2年生にしてもはやエース格、この春もチーム8勝のうち6勝をマーク🙆。北九大との直接対決でも1失点で完投勝利を収めている。
真っすぐと同じ腕の振りで緩い変化球を投げる…というのはよく聞くことだが、当方の超素人的な印象としては「緩い変化球と同じ腕の振りで速球を投げ込んでくる」という表現の方が合っている(ように見えました)。
軽く放っているようで"ピュッ"とキレのあるボールがくる。もちろん変化球を投げるかのようにして変化球も投げる。要はいい投手ってことです👮。
1死から「2番・DH」の中村一翔選手(3年・佐賀北)がこの試合、両チーム通じての初安打で出塁。
この選手のバッティングも一目置く価値あり💮。
スタンド放り込むくらいの思い切りのいいスイングもあれば逆方向にも巧く、強く打ち返す。どの打順任せてもきっちりその役割をこなしてくれそうな選手。
しかし朝吹投手が後続を断って北九大は無得点。
その裏、北九大の先発マウンドはリーグ戦の直接対決で完封勝利を収めている中村真選手(4年・必由館)。
もう元気一杯🤭。毎回ベンチからマウンドへは全力疾走、常に勢い余ってオーバーランしてしまう🏃。
気合いと笑顔、それでこそ熊本県人😄。
そしてマウンドから投げるボールもその勢いそのままに活きがいい🐟。
風を切るようにスーッと伸びて捕手のミットに収まっていくストレート。ガン表示のない今津球場、おそらく140㎞は裕に超えていたと思う。必由館は例年いい投手輩出している。
北九大の打線の中心が石橋選手なら、福大はこの人。「4番・DH」で出場の松本壮太選手(4年・九州国際大付)。
昨秋見たドームでの九州選手権も4番DHだったが、この春の開幕戦はスタメンで出てなかったように思う。
ゆったりとムダな力の抜けた構えから腕っぷしの強そうなスイング、打球は強くて速い😵💫。
初回走者1人を置いてレフト前へ運ぶヒット。
やはりこの選手がこの打順に入るのが福大の形なのだろう。
福大は初回、得点圏まで走者を進めるも得点はなし。中村真投手がピンチを三振で切り抜けた✋。
■3回裏
試合が動いたのは3回裏。
振り逃げや死球で1死1,3塁。ここで主将・内藤選手がしぶとくレフト前に落とす先制のタイムリーヒット❕
低めの難しいボール、チョコンとバットを出すようにうまく拾った打球はショートとレフトの中間地点に落下。
中村真投手から福大がこの春、ようやく得点を奪った。
さらに四球で満塁、中村真選手が鋭く落ちるボールで三振を奪い2死となるも打席には「6番・ファースト」、小金丸竜誠選手(3年・福工大城東)。
開幕戦ではHRを放っているがこの選手もパンチがある👊。ファールで粘った後の何球目だったろうか、食らいつくように放った打球は右中間へ高く上がるフライ⤴。
センターの若松大雅選手(3年・宮崎商)が俊足飛ばして懸命にライト方向へ激走、最後は根性もんのダイビングでボールに飛びつく。
一瞬グラブに入ったように見えた。当方が座っていた北九大スタンドもみな立ち上がり大歓声🎉。
しかし、惜しくもボールはグラブからこぼれ落ち、結果的には満塁の走者を一掃するタイムリースリーベースに。
紙一重の勝負、ここは小金丸選手の気持ちがわずかばかり勝ったという場面だったかもしれない💥。
いずれにせよ"一発勝負"、1試合限定のプレーオフにおいてはとてもとても重い4点が福大のスコアボードに記録された。
⇒福大4-0北九大
■4回表
ただ試合は中盤、1点ずつ返していけばまだ何とかなる😤。
先制された直後、1死から打席には「5番・ライト」の黒田悠真選手(1年・福岡大大濠)。
オーッ、あの黒田選手か(とスタンドで1人感嘆😮)。
昨年は大濠でホークスに入団した藤田悠太郎選手と3,4番を打っていた選手。
大濠では2年次から主軸を任されていたと思うが、バットコントロールの良さに長打力も兼ね備えた巧打者。福大ではなく北九大に進学したとは知らんかった😃。
開幕戦ではベンチにも入ってなかったがこの大事な一戦でクリーンアップを任されるとはさすが。そしてこの打席、三遊間を抜いていくヒットでチャンスメイク。
うーん、ナイスバッティング✨。
さらに相手エラーで1,2塁となると「7番・ファースト」、主将の竹下夏葵選手(4年・岡山学芸館)が初球から果敢に打って出て1,2塁間を抜くライト前ヒットで満塁❕
ここは2死にしてでも送ってくるかもなんて見ていたのだが失礼しました🙇。初球から打っていったのはちょっと驚いたがうまくおっつけたいいバッティングだった⭕。
これで1死満塁。この場面、福大内野陣は「1点もやらない」という前進守備。
4-0、まだ4回ということを考えれば普通はアウトを増やす選択になりそうだがこの辺は「攻める守備」、一発勝負にかける福大の気持ちを感じる守備体型🤔。
それでも「8番・ファースト」の鹿取慎太郎選手(4年・大村)がライトに犠牲フライを打ち上げ北九大がすぐさま1点を返した。
1点には留まったもののすぐに点を取り返したのは北九大にとっては大きかった。鹿取選手も内野ゴロならホームゲッツーも考えられた場面でしっかり外野へ運んだのはGood job👍。
⇒福岡大4-1北九大
■5回表
北九大の打線が勢いづいてきた、反撃が止まらない。
続く5回は先頭の「1番・センター」、若松選手がセンター前ヒットで出塁。
(↑ 注:この投稿、必ずしもその時のスイングとは限りません。そこは雰囲気で🙏)。
俊足が武器の巧打者。センターのダイビングキャッチは本当に惜しかったが今度はバットでチャンスメイク。
1死後、打席には石橋選手とともに北九大打線をけん引してきた「3番・セカンド」・宮本剛弥選手(4年・防府商工)。昨秋のリーディングヒッター🎖。
とてもコンタクト能力に長けた打者、ここぞの場面で何とかしてくれる。この打席は迷うことなく振り抜き、ライト前へ🤣。
これで1死1,3塁。
この絶好の場面で打席には石橋選手、HRが出ればたちまち同点(←こんな気持ちで毎打席見てました😆)。
ここはやや詰まったものの高く舞いがるライトへの飛球⤴。
犠牲フライには十分な打球。石橋選手"打点1"、これで4-2。
そして前の打席でヒットを放っている1年生の5番打者・黒田選手が右中間を真っ二つに割るタイムリーツーベース🤣🤣🤣。
これは本当にいい当たりだった🚀。
黒田選手は次の打席も内野と外野の間にポトリと落とすヒットでこの試合、猛打賞。やはりこの選手の打撃センスは秀逸、秋以降はタイトル狙えそうな選手になってきそう。
1年生の大仕事で1点差、試合はあっという間に行方がわからなくなった。
⇒福岡大4‐3北九大
■6回裏
さぁ、次の1点。
追い上げられた福大は死球で出塁した先頭打者を「9番・セカンド」の松本凌羽選手(4年・筑陽学園)がきっちり送って1死2塁。
小柄な二塁手、曲者的な雰囲気が漂うがこの場面は2球続けてファールになった後のスリーバント🙆。
しっかりと決めてきたが次の1点がどちらに入るかが勝負の行方を大きく左右すると福大ベンチも当然のごとく流れを見ての手堅い作戦。
そして打順は1番に返り「1番・センター」の藤川蓮選手(3年・広島新庄)。この春は.395と高打率を残している快足の選手だがセンター前へうまく運んで1,3塁とチャンス拡大。
もう本当にこの辺の福大の打撃はしぶとい😆。藤川選手はすかさず盗塁を決めると次打者は四球で1死満塁。
次打者の当たりは相手ミスを誘い福大が貴重な"次の1点"をもぎとった。
そしてなおも満塁。打席には「福大の4番」・松本壮太選手💪。
やや高めのボールに見えたが、豪快に振り抜いた打球はレフトポール際に高々と舞い上がる✈️。
(↑これはその時のスイングです)
ライトからレフトへの強風に流されながらももう打った瞬間にそれとわかる一撃、東京ドームを一気に手繰り寄せるグランドスラム💮💮💮。
意外にもこれがリーグ戦初アーチとのこと😮。
しかしこの場面でそういう一打が出るか…。もう打った松本選手は見事👏、ナイスバッティングでした❗
残す攻撃はあと3回、それで6点差。北九大かなり厳しくなってきたがまだわからない。
⇒福岡大9-3北九大
■9回表
最終回、先頭が四球で出塁すると1死後、石橋選手がこの試合の初安打でつないで1,2塁。
最後の最後まで誰も諦めてはいない。
しかし、最後は8回から朝吹投手をリリーフした栗林斗輝選手(3年・沖学園)が試合を締めくくった。
2回を無失点リリーフ、朝吹投手とともに福大投手陣を支えてきたサウスポーが見事なクロージングで福大は秋春連覇、2年ぶりの東京行きキップを掴んだ。
福大のこういうシーンを目にするのは何度目だろうか☝️。
ヒットの数では北九大が大きく上回った。福大は7安打で9点、攻守両面で「ここ」という場面での"勝負強さ"が光ったが、選手は入れ替わっても引き継がれていくDNAのようなものがあるのだろう。
松本選手の満塁弾も大きかったが2桁ヒット許しながらも7回を投げ抜いた朝吹投手の好投が大いに勝利に貢献したことは間違いない🤗。
試合後発表された表彰選手、朝吹投手がMVP🏆に選ばれたようだが、まぁそれに値するこの春の目覚ましい活躍、そしてこの日の投球だったと思う。
ナイスピッチングでした💯。
敗れた北九大は本当に無念。
ちょっと固さがあったのだろうか。いつもの自分たちの野球、力が出し切れなかったように見えた。敗けたら終わりの一発勝負、小さな綻びを見逃さなかった福大がこの試合に関しては上手だったということかも。
北九大は8回から正月の投稿で今年勝手に期待の選手にあげさせてもらった廣本拓士選手(4年・市呉)がマウンドへ。
開幕戦でもリリーフで登板したもののやや制球乱れ気味で(勝手に)心配していたがやはりこの選手のストレートは魅力がある😀。
昨日の試合も抜けるようなボールがいくつかあったが替わりっぱな三者連続三振、しっかりコースに決まったボールは見ていてしびれるよう😆。
2回無失点、秋はさらに上のステージを目指して頑張ってもらえたらと思う。
そしてこの選手には秋も"夢"を見させて欲しい(←勝手なこと言うてます😅)。
パワーとスピード、それに気持ちの強さ。
当方の世代的には往年の秋山幸二さんを彷彿させられる右のスラッガー。秋もタイトル、そして神宮目指して頑張ってください😌。
九州にもすごい野手がいると全国へアピールを❗
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選手権出場を決めた福大、初戦の相手は九産大⁉
なんでそうなる🤔。
なんとも惜しいトーナメント表だがそういうルールなら仕方ない。
でもどんな試合になるのかそれはそれで楽しみ。
初戦突破したチームが優勝するような展開になれば面白い。
あっ、もちろん桐蔭横浜大もガンバレ😄。
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