実は観たことなかった【上州土産百両首】。
予備知識ゼロの状態で拝見しましたが。
ものすごく良かった。
獅童さんの正太郎は、まさにニン。
こういうお役が似合うし、演目によってはややおふざけが過ぎるのが……私の中での獅童さんの苦手ポイントなんだけど。この演目は本当にいい塩梅だった。。
菊之助さんの牙次郎は、全く想像ができなかったんだけど。妙にはまっていて(←誉めている。)菊之助さんの新しい扉が開いた感じ。。
絶妙にピュアな感じが、牙次郎と菊之助さんを上手く結びつけているように感じられた
意外とびっくりしたのは、隼人くんのみぐるみ三次。
超嫌な奴で、お前のせいで正太郎は罪を重ねたんだろうって怒りがふつふつとわいてくる。
その他の登場人物が、基本的には良い人なので。何でみぐるみ三次はこんなにも正太郎にこだわるんだろう?とか色々考えた。。
変われない自分に対するほの暗い怒り?みたいなものが、みぐるみ三次には内蔵されているような感じがして。
しっかりと歩んでいけていた、正太郎への羨望みたいなのがあったのかなぁ。
なんか、隼人くんの成長がすごくて(←上からかよ。)目をみはった。
錦之助さんの金的の与一は、気っ風のよい兄貴分。歌六さんの隼の勘次の懐の深さが流石。。
この2人がいると場がしまる。
歌六さん、先月の休演明けから多くのお役にご出演だけど。ちょっと心配したりして
米吉くんのおそでちゃんは、相変わらず可愛かったな。
個人的には、仁三郎さんがいるーーー!ってことも萌えポイントでした。
千穐楽まで、どんな化学反応か起きるのだろう?っていうのが楽しみだけど……なんでこんなに今月は忙しいのだ
もっと観たいーーー!っていうのがこのお舞台への最大の感想かと。
素敵なお舞台を拝見できて嬉しかったです