お陰様でご好評いただきつつ終演しました📢
哲平・大輔はカンパニーのみんなから愛され、どのキャラクターも個性豊かで愛らしかったです。
特撮シンガーとしても大先輩の石原慎一さん！
初演の大輔・哲平と、今回の大ちゃん・哲ちゃん。
また皆さんの心にこの作品が触れますよう。
初演では哲平役で出演させていただき、舞台機構や、演出家、音楽監督からの要求など、大いに試行錯誤して、初演でも再演でも大輔役の中本吉成さんと喉を壊しながら演じていたため、一度も諸手を挙げて楽しめたことはなかったです。しかしそのもがく姿そのものもまた「タイム・フライズ」だと思い聞かせながら奮闘しました。もちろんどんな舞台も完璧はないので、やり切ったという意味で悔いもなくとても充実感がありました。
今回は4度目の上演とあり時も経ち、中本さんは演出家として、僕は学生リーダーの神崎として作品のバトンを受け継がせていただきました。
役割と適材適所を知っている中本さんの絶妙なキャスティングと雰囲気作りは100点満点！
若き日の大作として誰よりも活き活きとはしゃぐ姿と、♪出発の歌 を声を枯らしながら魂で歌い切る姿、目と耳に焼き付かせていただきました！
声優としてご活躍の吉岡 茉祐さん、透明感に溢れ真っ直ぐな表現で知念明海役を演じてくれました。
同じ広島出身、高校の同級生である板岡ひとみ役を演じられた黒川鮎美さん。映像でもご活躍なのでウソのない繊細な役創りで、真実味ある語りも見せてくれました。
ここまでの老け役を演じたのは初めてでした。これからは機会が増えるかも知れませんね。楽しみです（笑）
大輔は、みんながほっとけない“愛嬌”の人（笑）
哲平は、根が“マジメ”な人、加えて“マザコン”です（笑）
右から、田宮華苗さん。
井坂茜さん。
小林依通子さん。みんな役変えして再演に参加してくれた実力派。
田宮さんは、バリケードのエトワールの一人から大輔の母に。井坂さんは、知念役と、エトワールを経験して、最愛の知念に戻りました。小林さんは女学生からエトワールになりました。みんなこの作品が大好きでたまらないそうです。
歌も舞台も消費して使い捨てられるこの時代に、国産オリジナルミュージカルを創り続け、大切に再演を重ねていく“いまを生きる人にメッセージを届ける”という信念を貫く、ミュージカル座さんと作者の竹本敏彰の志しにスタンディングオベーション！今回の作品を支えて関わって下さった皆さんに栄光あれ！
ご来場下さいましたお客様、ご観劇どうもありがとうございました。また再演の際には、タイムリーな時事問題や新ネタにもご期待下さい！⛑