総社古墳群で最初の遠見山古墳 | 赤城南麓陶遊ロードB

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陶芸
誰もやったことのない模様積技法を考案し作品作りに励んでいます。

 前橋市総社町総社に鎮座する熊谷稲荷神社の南東約280m、宝塔山古墳の北東約525

m地点の同市総社町総社1410の築造されている前方後円墳。総社古墳群を構成する

古墳の1つ。国の史跡に指定されている(史跡「総社古墳群」のうち)。

 

古墳総長:106メートル - 周濠を含めた古墳全長。
墳丘長:87.5メートル
後円部 直径:52.5メートル
前方部 幅:58.0メートル
墳丘は前方部が低く、後円部の中ほどは削平され若干低くなっているが、墳丘外表では

葺石や円筒埴輪・形象埴輪(人物埴輪など)が検出されているほか、前方部北側テラス

では土師器14点(高坏・大型高坏・坏・直口壺)が集積した祭祀跡が検出されている。

 

また墳丘周囲には周濠が巡らされる。埋葬施設は竪穴式石室と推測されるが、未調査の

為明らかでない。周囲に10~20メートル幅の堀跡も確認されている。
遠見山の名称は慶長9年(1604年)総社城築造時に、遠見のための櫓が設置されていた

ことから名づけられたと考えられています。

 

築造時期は、古墳時代中期の5世紀後半頃と推定される。総社古墳群では最古に位置づ

けられ、総社地域が古代上毛野地方(上野国)の政治的・文化的中心となる過程を考察

するうえで重要視される古墳になるとのことです。

前方部西からの墳丘

前方部南からの墳丘

南からの墳丘全体

南東からの前方部

南東からの後円部

東からの後円部

南東側側面

北西からの後円部

墳丘上後円部から前方部方向

後円部から北西側面

前方部から後円部方向