お久しぶりです。

ブログの題名に1年経過を足しました。


去年 もう立ち上がる事も難しい中、セカンドオピニオンで余命宣告を受けました。

「あなたはもう食べる事は出来ないよ。高栄養点滴で命を繋ぐしかない。抗がん剤もあなたみたいに衰弱した人には効くのは難しい、食べられる体力のある人でも3割位かな。余命は3ヶ月、抗がん剤が効いたとしてもいいところ6ヶ月」

溢れる涙を我慢する事は出来なかった。


痛みと嘔吐に苦しんだ日

眠れない痛みが私を蝕んでいった。


あの日から一年。

食べる事が出来て

痛みで眠れない夜も無くなった。

家族にご飯を作る事が出来て

仕事に復帰したいと願う迄になった。


私の身体は副作用で痛い様な痺れは手足に24時間続いていて歩く事に大きな支障は出ているけれど、大好きな家族と一緒に

いられる幸せを噛み締めています。


主人と娘が私の一年を覚えていて、会社を休んで前から行きたかったネモフィラを見に連れて行ってくれました。




ずっと行きたかったネモフィラの丘。

いつか行こうとずっと思っていた。

仕事が忙しくてチャンスは中々無かったけど、定年したら行けるよねって思っていた。

でも、今行かなくちゃ。

私の中でいつかは無くなったから。

早朝からお弁当も作った。

主人からは「無理しなくても良いのに、こんなに沢山作って食べきれないよ。」と笑われたけど、いつも私の心にはこれが最後になるかも知れないって思いは払拭出来ない。

こんな風にあなたと娘にお出かけのお弁当を作れるのは最後かも知れないと。

泣き虫になった私はお弁当を作りながら涙が溢れたりする。


公園で自転車を借りた。

歩くのにヨロヨロの私が乗れるか心配だったけど、電動アシストの自転車で走ることが出来た。


自転車を漕いで、風を切って走った時こんなに顔に感じる風は気持ちよかったっけ。

お弁当を食べる為にシートに寝っ転がって見た青い空はこんなに綺麗だっけ。

一年前はこんな穏やかな日が待ってるとは思ってもみなかった。


身体に痛みが走れば心配になるけれど、私はこんなにも元気だ。


死に行く痛みや辛さを経験したから、またあの状態になる怖さはいつも私の隣にあるけれど、やる事をやって毎日を大切に過ごすしか無い事もわかっている。


抗がん剤が効きにくいと言われている、私の希少癌。

いつ耐性がついてしまうのかがいつでも心配でもある。


考えても仕方ない。

やるべき事をやってるんだから。

体力を落とさず筋力をつけて

食べる物に気をつけて

免疫をあげて


余命宣告された方に

腹膜播種の方に

こんな元気になれる事もあるよって

諦めないでって伝えたい


来年もきっと元気な姿をブログでお届けしたい。

いつでも皆さんと一緒に頑張りたい。


絶対に負けたく無いから。