大切なブロ友さんが虹の橋を渡ってしまいました。


私の病気は希少癌の虫垂杯カルチノイド10万に1人と言われた癌だ。

同病の彼女と繋がりを持てた事が本当に嬉しかった。


去年の私は虹の橋に片足を乗せかけた状態で、彼女の前向きなブログに物凄く励まされた。力を貰えた。


彼女は手術で完治も見込めない中、前向きに色々な治療方法を自分なりにいつも考えていた。


子供が好きな彼女が命を選択するために、卵巣を取らなければならなかった事はどんなに辛かっただろうか。


私達の癌は予後が不良だ。

生存率は限りなく低い。

結構大きな病院でも初めての患者となる事も珍しく無い。

彼女は初めて寛解をした患者になる事をいつも目標にしてた。

延命治療ではなく、寛解。


それに向けて、見つかる可能性が低いと言われている遺伝子検査で、彼女に合う抗がん剤が見つかった時は、自分の事の様に嬉しかった。


ちょうど最初の抗がん剤が効かなくなって次に移る時だったから。

薬が物凄く効いて、元気になって彼女の目標とする寛解もあります様にと願っていた時、胸水が彼女を苦しめ始めた。


せっかく見つかった抗がん剤も早々に終了。

胸水に苦しみながらも、仕事もして、治る為にいつもいつも前向きに考えていた。


今年の初めには、

春には桜を見て

彼女のお誕生日納豆の日、7月10日を祝って。

夏には花火を

秋には紅葉を

そしてクリスマスを迎えようねと、一緒に頑張ろうねとメッセージを送り合った。


今年に入って嘔吐してしまったり、食べられない事に苦しみ、胸水にも苦しんだ。


去年の私の様に、癌が腸を閉塞させているのでは無いかと心配になったけど、新しい治療に向けて苦しい中でも前向きに考えていた。


ブログの更新が途絶えていたけれど、きっと元気になりましたって、ブログがあがるって、7月10日を無事に迎えられましたって記事がのるって思っていた。


でも、誕生日を迎える事なく2日に虹の橋を渡ってしまった事を旦那様の報告で知った。

涙が溢れた。胸にぼっかり穴が空いた様な喪失感。どうにかなりそうな程の悲しみ。


時がたてばこの悲しみも薄れるというけど、私は絶対彼女を忘れない。

悲しみに負けて彼女が頑張った事を忘れちゃいけない。


彼女は海が大好きだった。

これからも海を見れば彼女を思い出して涙するだろう。

もっと生きたかったよね。悔しいよね。


彼女から託された命のバトンはあまりにも重いけれど彼女の頑張りを心に置いて病気と戦っていかなければと思う。


下町娘さん。

私はあなたの事が大好きでした。

ずっとずっと一緒に頑張りたかった。

もっと沢山色々な話がしたかった。

寂しいよ。


あなたの頑張りに負けない様に。

あなたの目標としてた寛解を目指して。


挫けそうな時には前向きだったあなたをきっと思う。

私頑張るから。


どうか見守っていて。