忍び寄るデフレの影。 | 50代で海外移住。少ない資産で最大限の満足を目指すデフレ投資家 吉村

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忍び寄るデフレの影。

 

最近は株高、平均には円安、そして輸出企業の一定の好調によって、日本経済は比較的良好に見えている。

 

モノが高くなっているという話はトンと聞かず、ユニクロの値下げ、牛丼チェーンの格安キャンペーンなどが散見されてはいるものの、ある程度平穏に見えている。

 

あくまで以前と比べてという話であるが。

 

今日は、大半の労働者が1日10時間近く、それ以上働くブラック、半ブラック状態であることには触れない。

 

ここで静かに進行するデフレの象徴がある。

 

それは「病院の倒産」である。

 

それも首都圏の話である。

 

最近首都圏でやや大きな総合病院の倒産相次いだ。

 

実は病院の経営はどこも苦しくなってきているのだそうだ。

 

これから、老人が増えて医療の需要が一見 高まるように思えるが、それ以上に供給が増える、人件費、設備投資の負担増、保険点数の変更で、病院の懐具合は厳しくなってきているそうだ。

 

 

これは統計上というより、巨大な病院を経営し、多数の経営者仲間を持つ第1線にいらっしゃる方の率直な感想である。

 

また一方で地方では、倒産自体は多くないが、休廃業は急激に増えている。

 

医師が高齢化し、後継ぎがいない場合、廃業せざるを得なくなる。

 

 

日本の医療サービスは日本の中だけにいるとよくわからないが、所得が低い~中程度~中の上クラスにとっては、とても恵まれたサービスだと思う。

 

ちょっと風邪をひいた

熱が出た、

咳がひどい、

骨を折った、

足をねん挫した、

 

そういった症状で多少は待つことはあっても比較的簡単に医者にかかれる。

 

高くても数千円の負担(マクドナルドのアルバイト2-3時間分)で大抵の治療が安心して受けられる国は多くはない。

 

フィリピンでは絶対にないといっていいだろう。

 

充実した医療サービスの国、日本がオリンピックの前には大きく揺れるだろうというお話でした。

 

2月には、日本帰国予定はありません。

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