IMF危機後の韓国 その3 武田薬品とサムスンの世代踏襲 | 50代で海外移住。少ない資産で最大限の満足を目指すデフレ投資家 吉村

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IMF危機後の韓国 その3 武田薬品とサムスンの世代踏襲

IMF危機で韓国は激しい競争社会に激変した。


非正規雇用の比率はざっと2倍とみていい。

韓国には考試院という3畳程度のレンタルルームがある。


公務員や司法試験の勉強に集中するためにこの小さなスペースで寝起きしてすべてを勉強にささげるのである。


その中でも試験に合格して正社員になれるのはごく一握りしかない。

韓国の性犯罪率は日本より遥かに高い。


5倍という統計も存在する。


財閥幹部で「雇用を守る」「従業員の家族の生活を守る』といった発言がまったくきかれないのも韓国の特徴。


日本では大なり小なりそのような発言は見られる。


ライブドアーで堀江氏の次の社長が開口一番口にしたことは「社員の雇用を守る」だった。


激変した韓国社会の中で1つだけ変わらないこと。


それが財閥の支配と世襲。


複雑な仕組みの説明は横に置くとして韓国では上場企業でもあって

資本の小さなホールディングカンパニーに上場株をもたせ、そのホールディングカンパニーの株を所有することを通じて、事実上の世襲がおこなわれている。



日本で2009年武田役員の会長 武田國男氏が退任インタビューで

「武田家出身者が入社することもあるだろうが、新卒としてフェアに入社し、競争してほしい。実力をつけたらその時名前を利用すればよい」と発言した。


韓国の財閥では考えられない。


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