旦那とトンカツやに行くとき
車のラジオから偶然
ブランド牛、通販の宣伝が入った。
切り落としではあるが
最上級ランクAで
きめの細かいサシ(霜降り)と柔らかな肉質
深みのある甘く上品な香り
舌触りが良く滑らかな口当たり等々
最上級の誉め言葉が続いた。
どんなに誉められても
その言葉を聞くことなく牛は殺されて
市場に出荷されていくんだなぁ・・・・。
胸がキュンとなる。
しかし、シカやイノシシを猟師さんがとってくれて
食べたと聞いても、
退治してくれたことへの感謝のほうが先に立つ、
シカが水田に入るとその水田はもう使い物にならない。
イノシシが食べ散らかして踏み荒らした畑も獣臭くて
どうにもならない。
命を人間の都合で天秤に掛けているのは分かる。
分かるが、
まだ自分の食への欲望でヴィーガンになれない。
山梨にきて長いが、山梨ブランドの
甲州ワインビーフ・富士桜ポークは食べたことがない。
値段が高い、切れ端すらスーパーにはない。
今日、私は少し悶々としつつ
名もなき豚肉(トンカツを)を食した。