500匹のネコと暮らした
大佛次郎とは
ねこ好きの私が知っていた
大佛次郎は
多頭飼育の生みの親
でしたが……この方
あの有名な小説
赤穂浪士・・・
鞍馬天狗・・・
パリ燃ゆ・・・
等など、日本の国民的作家なのでした
最初に、読んだのは
猫のいる日々
猫のことを『こ奴』と呼び
来世があるのなら、この地球に
猫がいてくれなくては困ると言い
猫は、自分の趣味ではなく
『生活になくてはならない優しい伴侶』
であると……
目次を見ると68と多く
ほとんどが5~10ページ以内の
短編になっています
寝る前に、ベットの中で読むには
丁度よいページ数です
随筆なので、文豪、大佛次郎の
その時々の猫を交えた小説、童話、エッセイ
一話、一話が、あとで思い出して
クスッと笑えたり、感嘆するような内容で
引き込まれました
中でも忘れられないのが
『猫の引っ越し』
『猫が15匹になったら、おれはこの家を
猫にゆずって、別居する』
そう妻や女中に申し渡していた、ある日
食事する猫を見ていた大佛次郎……
ふと、数をかぞえていくと16匹いることを知り
『おい!1匹多いぞ。おれは家を出るぞ』
と、言ったら
『それはお客様です。御飯を食べたら、
帰ることになっています』
素晴らしいご夫婦の会話
大佛次郎は、これを聞いて
『通いと住み込みか』
と、可笑しくなったそうです
ほかにも、こころに残る作品がたくさん有り、
数か月経つと、また読みたくなります
猫がいないと生きていけない
と、思う方の必読書です
大佛次郎と猫
内容は、猫のいる日々とかぶるところが
多かったのですが、どうしても見てみたく
購入しました
大正解です
大佛次郎が、猫と戯れている写真や
15匹の猫が御飯を食べている様子を
見ている大佛次郎の、なんとも言えない
優しいまなざし
奥さんと猫たちとの団欒の写真とエッセイ
『愛猫の飼い方と慣らし方』
猫の歴史や画家のはなし
有名なのは『歌川国芳』ですが、
まだまだ、猫を描いた画家さんたちが
居たこと、作者不明の猫絵がけっこう
あることを知りました
いつの時代も私たちに
幸せをわけてくれている猫
ありがとうの感謝の気持ちを
込めて、本日も美味しいごはんと、
暖かい場所をご用意させて
頂きます
キリリもの思いにふけっても
ジャンヌ
まだ眠いけどニャマトに出勤
シャルロット
本日もご訪問ありがとうございました