思い出 | 美の幻想

美の幻想

日々の雑感を綴ります

昔、「SWAN」でお馴染みの有吉京子さんのマンガで「アプローズー喝采」というのがありました

とにかく有吉先生の絵はとても繊細で美しいんです

私はレズ系は興味が無いんですが、このお話は演劇というテーマが面白かったので大好きでした

 

このお話の中で、

 

若いころは人生を走る速度が速くて、

ゆったりペースの思い出は本人の速度に追いつけず置き去りにされるんだけど

年を経るにつれ、

走りが徐々に歩みに変わり、

最後には思い出に捕まってしまい

思い出に囚われたままゆったりと晩生を歩むしかなくなる

 

というのがありました

 

私の人生は常に前だけしか見ず、周囲の人も置き去りにし、走り続けてきました

で、今になって思い出に捕まってしまいそうです

最近は昔を懐かしく思い出すことが増えました

ずーーーと無視し続けてきた大して好きでもない、懐かしいだけの食べ物も食べたくなるようになりましたね