キハ17系 国鉄初の本格的気動車 | みぃちゃんず(鉄道部)

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ちょっと昔~現代の鉄道事情を実車や模型などを交えて。

久しぶりに本屋さんに行ったらこんなのが売ってました。

5分ぐらい考えて買うことにしました。

キハ10系を網羅的に纏められているので一冊あってもいいかなと。

こういう資料的な本はありがたいです。

(中身は大人の事情で掲載見合わせます)

表紙に魔改造車のキニ19や、中間車のキハ18なども載っています。

キハ17系となっていますが、一番製造両数が多かったキハ17をしてキハ17系と呼んでいるようです。

もちろんキハ10,11のほかか改造車のキハユニ15なども掲載されています。

 

キハ17系の本を買う時点で年齢がバレるようなもんですけど(笑)

子供の頃に何回か乗った記憶がありますが写真が残っていません。

とにかく車内が狭くて暗かったイメージがあります。

これを紀勢線の場合5~6時間掛けて和歌山から新宮まで走っていたわけですから(キハ35系も混じってましたが)キハ45が混じってた時は嬉しかったな。

キハ17には乗りたくなかったですね。

 

ということで、キハ10系の代表形式のキハ17です。

品番#2422 キハ17(T)

今時のキハ車と比べるとかなり小さい車体です。

 

後ろから。車体幅が狭い上にステップ部が下に張り出しているので面長な印象です。

 

車高が低い分長い車体に見えますが全長20mでキハ20系と同じです。

 

車体中央の窓間隔の広い部分に煙突が通っています。

 

いわゆる「バス窓」と言われた、上段がHゴムで固定され下段が上昇する窓はキハ10系の特徴でした。

ドアの明かり窓は、当時はホームが暗かったのでドア位置を分かりやすくする為と聞いたことがあります。

 

エンジンは縦型のDMH17Cで180PSです。

細かく再現されています。

 

車体を軽量化するために幅を詰めています。

同時期の客車よりもかなり狭いです。

後に登場したキハ20系(キハユニ26)との比較してみます。

前からだとわかりにくいですね・・・

 

連結面を見れば、背も低いし車幅も狭いのが分かりやすいです。

 

キハ20系との凸凹編成とか。

 

キハ30系との凸凹編成とか。

 

キハ58系との凸凹編成とか。

 

キハ10系の置き換え用として登場したキハ47系との連結も過渡期的にありました。

 

他にもキハ45系や55系との混結も。

編成美ではなくごちゃ混ぜ感を楽しむなら国鉄時代の気動車ですね。

 

また、キハ10系と言えば魔改造の宝庫なので、そちらの面でも楽しめると思います。

特徴的な外観のキユニやキニ、キハニやキハユなども。

現在完成品で模型化されているのはメジャーな形式だけなので、そういうニッチな形式も完成品化されると面白いかなと思いますが、多分されないと思います。キットなら・・・