東京~九州間のブルートレインと言えば富士・はやぶさ・あさかぜ等、いずれも懐かしの列車となってしまいましたが、24系25型時代の列車が印象に残っている人も多いのではと思います。
この頃はいわゆるブルートレインブームでヘッドマークを付けたEF65が牽引していました。
20系時代と比べてグレードがダウンした等と悪口を言われていましたが、それでも食堂車やA寝台車を連結した長編成は立派なものでした。
ご多聞に漏れずブームに乗っかる形で模型でも各社から24系等の車両が発売されていました。
模型としても歴史ある製品となってしまった24系25型ですが、今回はTOMIXのオロネ25(0番台)のお話です。
いつかオロネ25に乗ってみたいなーと子供の頃から思っていましたが乗れずじまいでしたが模型で楽しむことにします。
単品販売の時代から何度かマイナーチェンジをされながら現在はセットに含まれる形で発売されています。
寝台側は狭窓が並んだ特徴的な外観で、編成の中でも目立つ存在でした。
逆に廊下側は大窓がゆったりと並ぶ、こちらもオハネと違う窓配置で編成中では目立つ存在でした。
デッキ側の妻面も貫通扉があります。
寝室側の側面です。この角度から見たら室内の様子が少し見えます。
寝台は14室ありました。
廊下側です。個室の仕切りは扉の窓が表現されています。
床下がスカスカな気がしますが・・・
と言うかこっちに水タンクがありません。
それもそのはず、初期の製品はオハネ25の床下をそのまま使っています。
水タンクの位置がおかしいですが、当時は気にせずに。メーカーもそこまでの拘りはなかったんだと思います。
確かKATOのオロネ25も当時はオハネと同じ床下だったと思います。
車内の様子、寝台側です。
枕木方向に寝る形で、個室ではあるものの狭いです。
今の時代で言えば快適かどうかは微妙なところですね。
窓際にあるのはテーブルで起こすと洗面台になるという。
廊下側です。初期の発売時からこのパーツは変わってなくて、部屋と廊下の仕切りは上までありません。
室内灯を設置すると干渉するので仕切りをこの高さにしているようです。
この車内構造は長い間変わっていません。
デッキ横「シングルDX」の文字が入っています。
シングルは金、DXは銀です。
銀帯で、オリジナルはHゴムはグレーだったはずです。
パーツを組み替えているのでどれがどの時期の製品だったよくわからなくなっています。
車番はインレタを貼ります。
初期の製品は車番は印刷済みでしたが。
非常口が埋められている状態、どのロットかな。
部品取りでジャンク品を買ったものだったので。
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そして、ある時からオシ24の床下に代わっています。
台車も新集電タイプのものになりました(いつから?)
そうすると寝台側に水タンクがあり、これは明らかにおかしい。
しかしまあ廊下側の床下はそれっぽくはなりましたが。
Hゴムはグレー。
「シングルDX」の文字は銀色で印刷済み。
このモデルは車番が印刷済み。
「オロネ25 1」
非常口が埋められる前のオロネ25登場時の姿。
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そしてこれが#92818のセットのオロネ25。
「シングルDX」の文字の印刷が無くなっています。
現行#98802のオロネ25はクーラーが別部品になっているようですね。
そして正しいオロネ25の床下に。
さよなら「富士/・はやぶさ」のオロネ15からこの床下機器になったようです。
寝台側には水タンクは無くて。
(車番はインレタです)
ちゃんと廊下側だけに水タンクがあります。
これで正解ですね。ここまで辿り着くのに随分掛かっています。
当然KATOの現行品も正しい床下になっています。
最新仕様のオロネ25の床下機器パーツが販売されれば旧製品のアップグレードが可能なんですが、今のところそのような話は無いようで。
最新ロットのオロネ25単品を見つけて入手するしかなさそうです。
発売から何十年も経っているのに車体の基本構造が変わらないものの、漸く最新の製品でクーラーが別部品になっているのは進化したということでしょうかね。
しかし「シングルDX」の印字が消えてしまったのは何故だろう・・・
最新ロットでも印刷されていないようですし。
最後までご覧いただきありがとうございます。
オロネ15はまたの機会に。