2軸のタンク車タム5000です。
通称「味タム」と呼ばれていたアミノ酸輸送用の車両です。
製品はマイクロエースのA3071で2両セットです。
車番は、タム6235とタム6142です。
たぶん国鉄タンク車では最小の部類ではないかと。
味の素株式会社所有の私有貨車です。
タム6142は塩酸及びアミノ酸専用。
え、塩酸??改めて見たら気が付いた次第です。
アミノ酸のタンクに塩酸入れて大丈夫なのか?
塩酸積載なので「侵82」の標記があります。
(というかそもそも塩酸専用貨車だった)
侵=浸食性物質、8=腐食性物質、2=危険性度合1(大)
タム6235はアミノ酸専用です。
塩浜操駅常備となっています。
こちらの車両は化成品分類番号の標記はありません。
ハッチ部分を斜め上から。かごの様な大きな手すりが特徴的です。
床下はあっさり目の表現です。カプラーポケットが特殊。
どうやってカプラーを代えるか考え中のまま数年・・・
真正面から見たらタンク体に比べて大きなハッチ部。
折角なので、標準的なタンク車タキ3000と並べてみます。
タム5000の小さいこと。
長さも半分強ってところですかね。
登場したのが戦前の昭和13年(1938年)って鉄道省の頃です。
最終増備が昭和43年(1968年)って随分長い間製造されてます。
消滅が平成17年(2005年)ですからJR貨物になってからも在籍していたわけで。
9600などの蒸気が現役の時代から、EF210など最新電機の21世紀まで走り続けたのはすごいです。
現在はタンク車も整理されてしまった個性的なタンク車は見れなくなってしまったのは残念です。
物資別適合貨車は全部コンテナに代わってしまいました。
ということで、コンテナ沼も深くなるわけで・・・
最後までご覧いただきありがとうございます。
<余談>
子供の頃、味の素が好きで、ご飯にふりかけて食べてたら怒られました。味の素は食べ過ぎたらダメだって・・・どうなんですかね。