阪神なんば線 伝法駅と淀川橋梁架け替え工事 | みぃちゃんず(鉄道部)

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ちょっと昔~現代の鉄道事情を実車や模型などを交えて。

阪神電車伝法駅は大阪市此花区にある駅です。

此花区と西淀川区の境目にあり、淀川を渡ると次の駅は西淀川区になります。

伝法駅付近は工事が進んでおり、現在の姿を見れるのもあと何年か、になります。

駅前広場などは無く、駅の前はいきなり一般道路です。

駅前には自転車置き場もありません、工事前はあったのかもですが。

 

2線2面の対向式ホームです。

西九条方向から尼崎方向を尼崎行きホームから。

奥が尼崎側で橋長760mほどの淀川橋梁があります。

 

東花園行きの普通列車が到着したところです。

ホーム長は6両分ぐらいです。

 

画面奥が西九条方面です。

 

淀川堤防(東岸)から伝法駅を見ますと工事の様子が分かります。

手前の工事中の場所が新しく高架の伝法駅ができるところです。

 

大和西大寺行き区間準急が伝法駅に進入するところを淀川東岸踏切から。

この鉄橋も新しい鉄橋ができるまでの後5年ぐらいでお役御免です。

 

淀川橋梁を淀川東岸踏切から。奥が尼崎方面です。

河口側に新しい橋脚が出来つつあります。

新しい橋脚は高さが上がります。

 

と言うのも平常時でも水面から線路までの高さがこんなに低く、

しかも河口に近いので高潮が発生した際に危険なので運休となります。

 

快速急行神戸三ノ宮行きは近鉄の車両でした。

橋の老朽化という面も。1924年の建築ですから約100年も前ですね。

 

堤防上は高い防潮堤が張られていますが、線路の部分は防潮堤が切れています。

そのため、踏切には防潮扉が設置されています。

台風など高潮の恐れがあるときは防潮扉を閉めて電車を運休にします。

新しい淀川橋梁は防潮堤よりも高い位置に架設されますので防潮扉も必要なくなる訳です。

 

有事の際は線路の上を防潮扉を横切って堤防となります。

同じような防潮扉は鉄道橋に並行して架橋している国道43号線の伝法大橋にもあります。

 

踏切を渡った反対側から。

奥に見えるのが国道43号線の伝法大橋、その奥の一段高い橋が阪神高速です。

ちなみに遮断器は堤防の外にあるので高潮が来たら水没してしまいます。

その前に鉄橋が水没しますが。

 

結構な本数の電車がやってきます。

尼崎行き普通列車はSDGSトレインでした。

 

現橋梁の中央部分は6連のトラス橋になっています。

かなり年期が入っているようです。国道43号線の伝法大橋からの撮影です。

電車は近鉄のいわゆるシリーズ21です。

 

遠くに見えるのが梅田のオフィスビル街です。夜景が綺麗かもです。

奥に少し阪神本線の淀川橋梁が見えます。

 

国道43号線の伝法大橋北詰です。(淀川西岸)

左の小屋みたいなところに堤防が格納されています。

 

で伝法大橋を渡り切って、淀川西岸踏切付近(上流側)からの撮影です。

シリーズ21で近鉄色を挟んだサンドイッチの6両編成です。

両岸とも河川敷は工事現場になってしまっています。

 

そして淀川堤防(西岸)の踏切から福駅方面を。

こちらはかなり工事が進んでいて線路もかなり弄られています。

線路の間に架線中を切った跡が残っていて、片持ちの架線中になっています。

 

坂を下りて福駅に向かう普通尼崎行きです。

 

最後にもう一度、淀川橋梁の全景を東岸から。

こっちに橋梁が上がったら電車が完全に隠れてしまうので、伝法大橋側からの撮影はできなくなります。

なかなかこの手の大規模な橋梁架け替えってないですが、JR阪和線の紀ノ川橋梁以来ですかね。

 

阪神西大阪線の時代は2両編成の電車が時々やってくるローカル路線でしたが、なんば線として難波まで開通してから飛躍的に本数も増え、神戸からなんば経由で奈良まで直通できるようになりとても便利になりました。

水面の上を電車が走るような低い鉄橋ももうすぐ見納めになってしまいますね。

オールトラス鉄橋の淀川橋梁も早く見てみたい気もしますが。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。