紀州鉄道は和歌山県の御坊市を走る全長2.7kmのミニ鉄道です。
紀勢本線の御坊駅から日高川駅までの路線でしたが末端の西御坊~日高川間0.7kmが廃止されて現在に至ります。
終点(当時)の日高川駅に停車中のキハ603です。1985年。
キハ603は大分交通耶馬渓線からキハ604とともにやって来た古い気動車でした。
構内の線路のヘロヘロ具合も写真から分かろうかと思います。
仕事で近くに行くこともよくあったのに、乗ったのはこの時の一回だけです。
当時は今ほど注目を集めてなかったかもです。
現在は西御坊が終点で、西御坊~日高川間は廃止になってしまいました。
車両の顔ぶれも変わってしまい、キハ603、604も廃車になりました。
現在はキハ604は解体され、キハ603のみが静態保存で残っています。
さて、そのキハ603ですが鉄道コレクション第22弾で模型化されていました。
第22弾は自分にとっては魅力的な気動車のシリーズでした。
(シークレットは手に入りませんでしたが)
丁度上の写真の頃のモデル化ですね。
当時の価格で定価1,200円でしたが2021年に晩年仕様の2両セットが発売されていたようですね。
価格は2両で3,960円とな、なんと!
両運転台車なのですが、乗務員扉はそれぞれ進行方向左側にしかありません。
車体は同時期に製造されたキハ10系に近いものがあります。
検査標記とドア横の「紀州鉄道」のロゴも。
手すり、Hゴムは製品状態で色入れされています。
台車も特徴的な形状をしています。
サボ「日高川ー御坊」も印刷済みです。
もちろん、紀州鉄道の社紋入り。
エンジンはDMH17B(160PS)でした。
車内のシートもこんな鮮やかな赤色でした。雰囲気ありますね。
某スナックの椅子みたいな色でした。
そして、紀州鉄道の日高川駅と言えば、木材チップ輸送用のトラが居ました。
日高川駅から積み出されていましたが、その後貨物輸送は廃止に。
(上のキハ603の写真の頃には廃止されていました)
河合商会(当時)の製品で2両セットのものです。
もう一両は、トラ92318です。
KATOからもトラ90000は発売されていますが、河合のは網が金属製なんですよね。向こうが金網越しに透けて見えるので実感的です。
KATOのはKATOので良くできているのですが(我が家にはありませんが)、混ぜて使わなければ問題ないかなと。
斜め上から見たらこんな感じです。網の向こうが透けて見えるのが。
積荷用のシートと木材チップも別売で発売されていました。
チップは本物のおがくずです。模型的には粒がデカいですが積めば実感的に見えるかも。
買ったはいいけど、積んでしまうと空車の状態にできないので躊躇してたらそのままに。
空車でも見栄えがしますので。
河合商会の貨車はポポンデッタに代わったんですが、トラ90000は引き継がれて発売されていたようです。
国鉄時代は結構あちこちで運用されていて見かける機会も多かった貨車のひとつです。
最後は北海道の陣屋町~荻野の専用列車でしたね。
ということで話が脱線しましたが紀州鉄道の気動車と貨車でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
そう言えばトラ90000が現役の写真がありました。
和歌山線の五条駅ですが。(本ブログ2回目の登場)