キハ20系は国鉄時代の気動車で、キハ10系続いて生産された一般形の気動車です。
仲間にはキハ20の他、キハ25、キハユニ26、それにキハ52があります。
現在も走れる状態にあるのはいすみ鉄道のキハ52だけとなってしまいました。
糸魚川のキハ52は自走はできないのかな。
さて今回模型のほうで紹介するのはKATOのキハ20(T車)です。
Nゲージ界で初めて製品化された国鉄形気動車です。
当時の価格で850円(Mなし)2,650円(M付き)でした。
我が家でも初導入した気動車がキハ25です。
価格の安さもありそんなに車種も多くない時代にNゲージの普及に大いに貢献した車両だと思います。
(キハ52への改造タネ車としても定番でしたが、それはまたの機会に)
キハ58のHGモデルがTOMIXから発売され、HGモデルと連結して遊べる程度にできないか?ということでチャレンジしたのがもう数十年前、まだキハ20系のHGモデルが発売される前の話です。
当時は消費税も無かった時代・・・
車番はキハ20 521に。JRマークをインレタで入れています。
(特定番号を意識して作っていません)
床下のディティールアップは、ペアーハンズのNP-031
キハ20グレードアップパーツセットを使いました。
(先ほどサイトで確認したら廃番になってました)
850円の車両に730円のパーツを付けるという・・・
モールドの無い床下機器にエッチングパーツを貼り付けるという簡単な作業でデティールアップができます。
信号炎管や無線アンテナも入っていますが、無線アンテナはKATOのものを使っています。
裏返したらこんな具合です。一部色入れが出来ていませんが。
キハ58系と連結するためTNカプラー装備にしています。
乗降扉下のステップはキハ58のTNカプラーのデッキ部のステップを切り取り接着しています。
エッチングパーツを貼りつけた部分のアップです。
サボ受けもエッチングパーツです。
アップにしたらインレタが歪んでるのが分かるな・・・
サボは広島‐三次で芸備線のになっています。
サボのステッカーはGMのキハ23に付属のものです。
これがなかなか出来がいいので。
なのに所属標記は「大カコ」になっています。
我ながら適当ですね。
これもGMのキハ23のものの余りです。
側面も手すり類は真鍮線にしています。
サッシの色入れは結構面倒ですが当時は頑張りました。
屋根一体のベンチレータはTOMIXのパーツを付けています(PB-103)
なかなか効果的ですが屋根の色が濃すぎたなと。
手すりは真鍮線を折り曲げて作成し、ワイパーは銀河モデル(だったかな?)を付けています。
手すりはタヴァサのパーツでキハ20系用手スリセット(PN-605)を使用しました。
残ってたパーツがありました、これを使っていたのを思い出しました。
テールライトは削って銀河モデルのテールライトパーツを付けなおしジャンパ栓も銀河モデルのものを穴を開けて付けました。
2灯のシールドビームも銀河モデルのパーツです。
幌枠は上記パーツのものです。
こちらサイドの窓ガラスだけピタ窓(ガチョウハウス)を試験的に付けてみました。
ガチョウハウスも廃業したらしいですね。もう手に入りません。
ピタ窓やピタサボを発売していました。
なかなか取り付けが難しいパーツで、片側だけで挫折しました。
こちらサイドはピタ窓なし。
シールドビームは1灯式のものを付けています。
1両で2つの顔が楽しめるという(言い訳ですが)
ピタ窓の効果は如何ほどでしょうか。
幌枠はKATOの製品のものです。
よく見たらパーツが微妙に歪んてたりとかダメですね。
比べるのは野暮ですが・・・
TOMIXのHGのキハ20(一般色)品番:2475です。
そりゃあ値段なりの出来ですよね( ´∀` )
HG製品に自分の改造車が勝てるはずもなく。
しかし、今時安価でキハ20が購入できるのは、今時の高級路線とは一線を画す存在として入門用としても販売を続けてほしいですね、KATOさんには。
最後に、キハ20 501です。西舞鶴(だったと思う)での写真です。
東舞鶴駅とよく似ていたのでどっちだったか。
昭和53年頃だったかなと思います。
当時は敦賀第一機関区の配置で小浜線で使われていたようです。
最後までご覧いただきありがとうございます。