青森に配置されていた24系(25型含む)は個性的な面々が揃っていて、あけぼのや日本海などで活躍していました。
また臨時列車で大阪にやってくることもありました。
金帯、白帯の24型、25型が入り交じり形式、色が揃った綺麗な編成にお目にかかったことがありません。
出自も色々で元あさかぜ用金帯や元北斗星用などの改造車も含まれています。
そんな青森配置の特徴ある24系は各社から模型化されています。
今回紹介するオハネフ24-10とオハネ24-3は、マイクロエースとTOMIXから模型化されています。
元北斗星用に改造されたの車両で、乗降扉が折り戸から引き戸に変更され寒冷地対策がされ、金帯になっています。
<ご注意>
無理な分解はお勧めしません。
場合によっては車両を破損する恐れがありますので。
今回はマイクロエースの製品です。
24系24型客車金帯 夢空間 8両セット(品番 A0336 )より。
オハネフ24を中心に見ていきたいと思います。
左:オハネ24-3
右:オハネフ24-10
貫通扉は標準でクリーム色に塗装され、窓ガラスも入っています。
よく見るとオハネフの金帯(下の帯)が貫通扉まで回ってない・・・
幌枠がギラギラしているのもちょっと・・・
トイレ側です。実はAU76クーラーは細かいです。
オハネフ24-10を両側面から見てみます。
こちらはオハネ24-3の両側面です。
非常口の埋め戻し方はオハネフ24-10と同じです。
また、デッキ寄りの窓が埋められています。
<参考までに>
ノーマルのオハネ24です。
マイクロエースの寝台特急あけぼの増結セット(品番:A0333)
こちらはシートの色が青色です。
クーラーはAU76が別部品になっています。
非常口が綺麗に埋められている姿はオハネフ24-10の細かいところをリサーチされています。
非常口の埋め方も車両によって個性が出ている部分です。
方向幕のHゴムは黒です。
TOMIXに比べて窓の角のRがやや大きいのが・・・
床下機器のレタリング類が素晴らしいです。
よくまあこんな場所に印刷入れたなあーと思います。
(その分コストアップしてるんでしょうけれど)
デッキ、車掌室付近。ドア上のB寝台表示のところが抜けていますので、照明を入れてあげると点灯するかな。
ここはステッカー貼りにくいので貼っていません。
引き戸とかはいい感じですが、ドアレールにシルバーは入っていません。
JRマークは印刷済みです。
TOMIXのTNカプラー(#0371)をオプションパーツに指定されていますので、床板の構造はTOMIXと似ています。
テールライトのON/OFFスイッチはこの時代から装備されています。TOMIXの24系シリーズでON/OFFスイッチが装備されたのは最近の話ですので、かなり先を行ってたってことですかね。そもそも24系のオハネフは中間に入る編成が多いのでON/OFFスイッチはあったほうがいいですね。
オハネ24-3の内部です。2段寝台が再現されたアイボリーの成型です。
トイレ部分のガラスは別部品で接着されています。
クーラーの取付は屋根にツメで固定されています。
オハネフの車掌室側です。
車掌室のガラスとヘッドマークのガラスが別部品です。
ヘッドマークのガラスはHゴムが無いのが残念です。
乗降デッキの窓ガラスも別部品で接着で手作りなんですね。
車掌室の表現はあっさり。(というか何もない)
テールライトの基盤は+ネジで固定されています。
シート部分を外したら、テールライトレンズもポロリと外れました。
シートの固定は台車からのネジとシート中央部のツメで床板に引っ掛けて固定しています。
シートを取り外したところ、基盤には電球一つです。
ウェイトは錆びているように見えますが光線の加減です(なぜ?)
上の写真では全く錆びていないのに・・・
ライトケースのシルバーや集電部の黒は手塗り?
手作り感満載ですね。
台車はTR217です。集電方式はTOMIXに近いです。
裏返してもスプリングが外れにくいのがいいです。
アーノルドカプラーは取り外し可能です。
TNカプラー装着時には取り外せます。車輪は黒車輪です。
ということで、マイクロエースのオハネフ24とオハネ24を見てみました。
TOMIXの製品はまたの機会に比較してみたいと思います。
日本海に連結されていたオハネ24-44です。
オハネ24-3と同様の改造がされています。
新大阪駅にて撮影。
最後までご覧いただきありがとうございました。
24系は沼が深いです。