前回の続きでTOMIXの旧旧製品のEF81です。
今回は下回りのアップグレードについてです。
改造途中の写真が有ればいいんですけど、なにせ10年ほど前の改造なので改造途中の写真は撮っていないので一部他車のパーツ写真を写していますが構造は同じです。
(写真は#2107のEF71の台車です)
台車は車輪の表現はありませんが当時はみんなこんな感じでした。側面を黒く塗るだけでも違いますが、最近の製品に倣いパーツを交換してみます。
台車の分解は引っ掛けている爪を外すがけなので難しくありません。
右の車輪が交換用の車輪です。
車輪は他車を黒車輪に代えた余りのパーツのリサイクルです。
部品はPW-001Φ7.6ボックス輪心付・ギア付・銀です。
旧の車輪と径は同じだと思われますがフランジが高い分、旧の車輪は大きく見えます。
左が車輪交換後、右が車輪交換前です。
車輪直径が同じなので、線路からの高さは変わりませんが、やはりフランジが高い分車輪が大きく見えます。
結局この差が完成品として組み立てた時の車高の高さに跳ね返ってきます。フランジの高さ分の台車と車体の空間が必要になりますので。
中間台車も簡単に車輪の交換ができます。
部品はPW-002Φ7.6ボックス輪心付・ギアなし・銀です。
好みで黒車輪やプレート車輪も。
車輪の交換まで終わって仮組状態です。(下回りは#2107です)
あとはスカート周りを何とかすればよくなると思います。
下回りはスカートが車体マウント、というより台車のマウント部から一体成型になっています。連結器は台車マウントになっていてカーブでは台車と一緒にカプラーが首を振る形です。
なのでカプラーの開口部が大きくなって下半身が不細工な訳です。
さてスカートは
・KATO 3021-1C3 EF81カプラーセット \420(安っ!)
・TOMIX PZ6266 EF81スカート ¥880
のどちらが良いか。
KATOのはナックルカプラーを使えるし、TOMIXのは復心バネがスカート上面に来るのでこれを外すとカプラーのセンターが保てなくなるのでKATOのEF81用スカートを使うことにします。前面磁石部分も含め、上半分を全部取っ払えば床に接着剤で付けれるかなという甘い考えです。
ちなみにTOMIXのカプラーはこんな感じです。スカート上の復心バネが邪魔です。それと、スノープローの固定ツメもスカート上面に出ていますのでこれらは削れませんので削るなら動力ユニット側ということになります。
※写真はEF71ですが構造は同じです。
結局のところ、台車固定のプラ部分の厚さ1㎜ぐらいのせいでスカートが1㎜ぐらい想定より下がってしまい、このプラ部分を削って動力ユニットの金属部分に直にスカートを接着することになってしまいました。
ギアは懐かしのスプリングウォームです。
赤□の部分を切削します。
こちらはEF81の加工後の写真です。
切削してスカート取り付け後の様子。
前面の高さで出っ張り具合を見ながら加工します。
スノープロウも線路に干渉しません。
このぐらいでいいかと思います。
まあこのぐらいならよしとしましょう。
解放てこは銀河にパーツを付けました。
カプラーはKATOのナックルがそのまま付くのがいいです。
手摺の立体化は今回は見送りましたが、どうせならやっておけばよかったです。
最後にカプラーが車体マウントになるので台車のカプラーを切り取ります。
カプラーボックスのギリギリのあたりで。
根元を残すと台車が回らなくなります。
ということでひとまず完成となりました。
苦労した割には出来がイマイチですが。
今なら、旧旧製品でなく、旧製品(品番2000番台)のEF81が中古で安く手に入るので、ここまでの改造をする必要はありませんね。
同じ手の改造はもうやらないと思います。誰もやらないでしょうし。(笑)
なにせ改造したのが10年ぐらい前ですから。
最後まで読んでいただきありがとうございます。