迷える声(仮)4 | Fallen angel whiteVampire

Fallen angel whiteVampire

あたしが感じたことの記録
♡Ⅴ盤,お酒,カラオケ,料理♡
十人十色我が道を貫いて生きていく。

(なんだあいつ・・。まだ居やがる)
と輝は思っていた。

ソレハアタリマエダヨ。


…………。

「え?」
戸惑う輝。なぜなら、その鳥の口が
かすかに動いた様に見えたからだ。

(観まい違いか・・・・。)

チガウヨ。

まただ。目を擦ってこれは、夢だと思い込む。

ユメジャナイヨ。

へ・・・・・・・・・・・。

俺は、まだ一言も言ってない。
思っただけなのに。一体なぜ??

ソンナニアワテナイデヨ。

クスクス笑うかような顔をした。

気持ち悪い。さっさと寝ようと寝返りをうった。

その瞬間。また激痛が脳にわたってきた。

(何なんだよ一体。)
意識が薄れる中で輝はナースコールを押そうとしていた。
 

 

ナースコールに手が届とき、ボタンを触った瞬間

ヨンデモムダダヨ…

声が頭に響き意識が飛んだ。

(あれ…また此処だ)と輝は立ち上がった。

オカエリナサイ…オウジ。

ふと、声が聞こえた方へ顔を向けると、あいつが居た。

(え。皇子って?)

ソンナニ ビックリシナイデヨ。
軽く微笑みながら赤黒い目がこっちを見た。

「皇子って誰なんだよ。」
と怒りながら輝は質問した。

アナタ様ニキマッテルデショ。


(貴方…様!?)輝は驚いて言葉にならなかった。

オウジのチチギミ様ガ オヨビサレタノデス。

!?
もう訳わからなくなっている輝。
(何言ってんだよ。俺の親父は居ないハズ。一体どうなっているんだ)