「ニュータッチ 凄麺 そばの逸品鴨だしそば」
推奨調理時間 熱湯5分 内容量 117g(めん60g) 322kcal 食塩相当量 7.4g ノンフライ麺
今回紹介するのはニュータッチの凄麺ブランドのそばの逸品鴨だしそばです。
凄麺ブランドの逸品シリーズは麺、スープ、具材を極めるというコンセプトのもとに、お店で食べる定番の味をカップ麺に再現した商品です。
2024年9月、うどんの逸品、そばの逸品として和風麺2種類が発売されました。
今回紹介するのはそのうちのそばの逸品として登場した鴨だしそばです。
昨年秋シーズンでは鴨だしそばの逸品として販売されていましたが、装いも新たに今シーズンを迎えています。
この一杯のセールスポイントは、挽きたてのそば粉を使用しそばの風味が広がる独自製法のノンフライそばと鴨の旨みが広がるコク深いつゆです。
カップの中には先入れかやくと後入れ液体スープ、調味油の3袋が入っています。
液体スープと調味油はひとつの袋にまとめてもよさそうですが、そこはニュータッチのこだわりで敢えてこのスタイルを取り入れているようです。
(そのこだわりは商品のフタの裏に書かれたコラム、フタの裏ばなしに書かれています)
麺は角ばった感じのノンフライタイプのそばです。
ほとんどのカップそばの麺が油揚げタイプを採用する中で、ノンフライ麺のそばはカップ麺としては貴重な存在です。
またカップ麺のそばは縮れのついた麺が多いのですが、縮れがついていない少し太めのそばを採用しておりそのスタイルも特色があります。
ここにかやくを加えてお湯を注ぎ5分で出来上がります。
液体スープと調味油はふたの上であたためておく(調理方法にはそう書かれています)か湯煎することをおすすめします。
出来上がりはこのような感じになりました。
5分経過後ふたを開けて麺を軽くほぐし、液体スープと調味油を加えてなじませた状態で撮影しました。
これで食べ始める事ができそうですが麺をしっかりほぐしていないので、撮影後に麺をしっかりほぐして食べ始めています。
めんは小麦粉、そば粉、植物性たん白、食塩、大豆食物繊維を配合したノンフライタイプのそばです。
5分仕上げで少しかために仕上がり、少し麺が太めなこともあってか歯ごたえのあるそばに仕上がりました。
麺を油で揚げていないので、一般的なカップ麺のそばとは少し違った食感とそばの旨みが感じられます。
麺量は60gと丼型カップ麺の平均的なレベルですが、もうちょっと食べたいなと思いました。
スープはしょうゆ、糖類、動物油脂、食塩、鰹エキス、鴨エキス、昆布エキス、たん白加水分解物、デキストリン、宗田鰹節粉末、オニオンエキス、酵母エキス、香辛料などを合わせた醤油味仕立てです。
液体スープ仕立てですが、こだわりがあって調味油が別仕立てで添付されています。
このようなこだわりも少しでもクオリティの高い商品で満足度を高めようという姿勢の表れだと感じ取れます。
ノンフライのそばなので麺から流れ出る油分がほぼなく調味油からの油分だけが浮かぶ見た目の美しいスープです。
鴨のだしの旨みのでた香りのよいつゆは、少し濃い目でキレのある感じで甘みと辛味が重なり合った味わい深いものに仕上がっています。
付属の調味油もよい働きをしており、すっきり感のあるスープに鴨の油などの油分が加わっているので香りが深まり油の風味がほんわりと口に残りおいしさの余韻に浸ることができそうです。
かやくは鶏肉団子、ねぎ、かまぼこです。
鶏肉団子は鴨だしそばとは切っても切れない具材のようで、多くの鴨だしそばのカップ麺に採用されている具材です。
この鶏肉団子のサイズ感がほどよい感じで量も多くはないものの物足りない感じでもなくおいしいそばと共に満足度を高めてくれます。
これから冷えてくる時期だからこそあたたまれるようなおいしいそばを味わいたくなります。
そんなときにこそぴったりな一杯です。
ノンフライめんのそばのうまみが従来のカップ麺のそばのイメージを塗り替えてしまいそうなおいしさを感じさせてくれます。
ちょっと他のカップそばよりは価格は若干贅沢な感じは否めませんが、価格以上の満足感は得られると思います。
カップ麺の世界では長年天ぷらそばが絶対的な多数派を形成していましたが、鴨だしそばもカップ麺の世界で確固たる地位を築いてきており、たまに見かけるきつねそばなども含めそばファンの方もいろいろ選べる時代がやってきました。
ちょっと贅沢な気分で味わいたい時には是非これを頭に思い浮かべてみてはいかがでしょうか?
残念ながらどこのお店でも目にするほど取扱店舗が多いわけではありませんが、スーパーやコンビニを数軒回れば入手は可能かと思われます。
ごちそうさまでした。