マルちゃん QTTA シーフード味 | ただいま考え中!

マルちゃん QTTA シーフード味

「マルちゃん QTTA シーフード味」

 

 

推奨調理時間 熱湯3分 内容量 75g(めん61g) 330kcal 食塩相当量 4.5g

マルちゃんの縦型カップ麺QTTA(クッタ)シリーズのシーフード味を紹介します。
このシリーズは2017年に新ブランドとしてスタートし、今回紹介するシーフード味の現行販売品2023年9月にリニューアルされたものです。
QTTAシリーズは食べた後「くった~」とひと息ついてもらいたい。ひと息ついたあと、ちょっとだけ前向きな気持ちになってもらいたい。そんな想いから生まれたシリーズです。
2024年6月現在メーカーのブランドサイトで紹介されているしょいう品ラインナップはコクしょうゆ味、コク味噌味、サワークリームオニオン味、トマトクリーム味、豚キムチ味とこのしーふーぢ味の計6種類です。
このシーフード味はつやもち製法によるなめらかで弾力があり、ラードを使用した油で揚げた香ばしい風味の麺とポークやチキンと魚介のうまみを合わせたシーフード味スープがセールスポイントの一杯です。

カップの中には麺、粉末スープ、かやくがセットされています。
特製油などの小袋は付属しておらず、シンプルにお湯を注ぐだけで作る事ができる縦型カップ麺の基本スタイルです。
かやくはほどよく量感があるように見えるので、どのように仕上がるか期待が膨らみます。
カップにお湯を注いで3分で出来上がります。


出来上がりはこのような感じになりました。
3分経過後ふたを開け、表面を軽く整える程度でその他はほぼ手を加えない状態で撮影しました。
実際食べる前にはしっかり麺をほぐし、スープをよくなじませています。

麺は小麦粉(国内製造)、植物油脂、精製ラード、でん粉、食塩、植物性たん白、砂糖、しょうゆ、チキンエキス、卵白などを配合した油揚げタイプの麺です。
つやもち製法と称するマルちゃんの独自製法で作られた麺は3分仕上げでほどよい感じのかたさに仕上がり、縮れも軽くついていることでスープも適度に絡みます。
スープのフレーバーごとに麺の仕様を変えているようで、ラードのうまみをアピールしていますがシーフード味では麺の油感はそれほど気になりませんでした。
弾力のあるかみごたえのよい麺は旨みのあるスープと絡みつつ飽きることなく食べ進んでいけます。
麺量は61gと以前に販売されていたバージョンと比べると量が控えめになってしまいましたが他社の大人気ブランドのシーフード味の麺量よりは気持ち程度多めに設定されています。

スープは粉末野菜、ポークエキス、魚介エキス、食塩、砂糖、チキンエキス、乳等を主要原料とする食品、香辛料、酵母エキス、魚醤などをあわせた塩味仕立てです。
今回のリニューアルの目玉はスープにあるようで、記憶に残るスープへのレベルアップを目指したものに変更されています。
以前のものと比べポークやチキンの味わいをさらにアップしたものになっており、新たにバターの風味が加わりミルキー感のあるスープに仕上げられています。
麺から染み出るラードのうまみがコクを増す役目を持っているのようで、少し濃いめで味わい深いスープが印象に残ります。(ここまで)

かやくはかに風かまぼこ、卵、貝柱風かまぼこ、ねぎです。
かやくの構成は有名なあのヌードルを意識しながらも、野菜はねぎだけなのでシーフードのイメージを高めた感じになっています。
残念なことに以前のバージョンにあったイカはなくなってしまいました。
かやくの品目に変更はあるものの量感は原材料価格や諸コスト高騰のご時世にもかかわらずよい感じで、卵のふんわり感も印象的です

有名なあの商品を意識しながらも、QTTAシリーズの独自の魅力づくりにも力を入れた商品作りをしているように感じます。
ある程度市場が成熟している分野でマルちゃんの縦型カップ麺のトップブランドのイメージを確立いくことでライバル商品に負けないシリーズに育てようとしているようです。
このシリーズでは定番のしょうゆ味やシーフードのほかは他社製品にないようなフレーバーのものもラインナップに加えているのが他のシリーズにない魅力の一つだと思います。
スーパーやコンビニの売場での取り扱い状況は他社の人気商品には押され気味なイメージは否めませんが、たまにはこれにしてみようかなと思わせてくれる一杯です。
何度か食べているうちに、また食べたくなってくる。そんな一杯です。
ごちそうさまでした。