日清 どん兵衛 きつねうどん(北) | ただいま考え中!

日清 どん兵衛 きつねうどん(北)

「日清 どん兵衛 きつねうどん(北)」

推奨調理時間 熱湯5分 内容量 97g(めん74g) 422kcal 食塩相当量 4.7g

今回は日清のどん兵衛きつねうどんを紹介します。
2024年3月に発売されたどん兵衛きつねうどんの企画商品東西南北だし比べで初めて登場した北バージョンです。
2024年3月時点で通常販売品は北のどん兵衛きつねうどんとどん兵衛きつねうどん東日本バージョン、西日本バージョンの3種類です。
近年各地方バージョンのどん兵衛きつねうどんを全国販売する食べ比べ企画が開催されていますが、今回は東西南北だし比べと題しておりレギュラー品にはない南バージョンが企画に加わっています。
この北バージョンは利尻昆布と鰹節のWだしで香りと旨味を感じられる優しい味わいがセールスポイントです。
なおこの商品は北のどん兵衛きつねうどんのイメージを再現したものですが、内容量やカロリー数などが北のどん兵衛と若干異なっておりレギュラー販売品と同仕様の東や西バージョンとは少し異なっています。
製造は日清食品の北海道の工場ではなく、私が買ったものは静岡工場の製造でした。

ふたを開けたカップの中には粉末スープの袋が入っています。
粉末スープは先入れ式で、東日本と西日本バージョンは後入れの七味の入った区画が隣接して一つの袋になっていますがこのバージョンは七味は付属していません。
レギュラー販売されている北のどん兵衛きつねうどんでも七味は付属していないので、レギュラー品のイメージをそのまま再現したものと考えてよさそうです。
ライバル商品の筆頭格とも言えそうな赤いきつねシリーズはどの地域のスープにも七味が付属しているので、七味の付属に地域差があるのは不思議に感じます。

麺は平打ち風の縮れの少ないストレートタイプの油揚げ麺です。
どん兵衛シリーズのうどんはおなじみなスタイルの麺で、これはどの地域向けの商品も違いはありません。
きつねうどんの命ともいえる油揚げとかまぼこも麺とともにあらかじめカップの中にセットされています
ここに粉末スープを加えてお湯を注ぎ5分で出来上がります。


出来上がりはこんな感じになりました。
5分経過後ふたを開けて軽く表面を整えつつ軽く麺をほぐして撮影しました。
実際食べる前には麺をしっかりほぐし、よくスープをなじませています。

麺は小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、こんぶエキス、大豆植物繊維、糖類などを合わせた油揚げ麺です。
どん兵衛シリーズのうどんでおなじみの平打ち風の幅広麺で縮れの少ないストレートタイプのうどん麺です。
ストレートタイプの麺になってからも麺のクオリティを高める努力は続いていたようで、麺が変わった当初仕上がりに少し不安定感が感じられることもありましたが、推奨調理時間の5分でほどよいかたさで口当たりもよくコシも適度に感じるうどんに仕上がりました。
麺量は74gと通常販売品の北のどん兵衛きつねうどんと比べ2g控えめ(他地域のどん兵衛きつねうどんはレギュラー品も74g)なのが北バージョンだけレギュラー品と違う点でもあります。
それでもレギュラーサイズの丼型カップ麺としては麺量は多めの部類に入るのでボリューム感はなかなかのものです。

スープは食塩、粉末しょうゆ、糖類、かつおぶし調味料、たん白加水分解物、魚粉、こんぶ粉末、ねぎ、香辛料などを合わせた醤油味仕立てです。
コンブとかつおというと西日本風のうどんスープを思い浮かべる方も多いと思いますが雰囲気はかなり異なります。
だしの風味も主張が強めなのは西日本のうどんスープと通じるところですが、スープの色は濃いめで醤油の味も主張が強く甘辛い味です。
北海道で親しまれる味を表現したものに仕上げられています。

かやくは味付油揚げとかまぼこです。
実質的にはスープに含まれているねぎもかやくのようなものです。
他のバージョンのどん兵衛きつねうどんは油揚げに丸大豆を使用していると明記されていますが、この北バージョンや北のどん兵衛きつねうどんにはなぜかその表記を見つけることができませんでした。
とはいっても大きさと厚みのあるボリューム感の高いものであることには間違いなく、おいしく味わえるものに仕上がっています。
油揚げには少し甘みがしみこませてあり、スープに浸すとさらにおいしく味わえます。

安定の定番ともいえる一杯に新しい風を吹き込み、常にブランドの進化が続いていることを感じさせてくれる一杯です。
うどんは西日本バージョンが一番と個人的に思っているのですが、この北バージョンもだしのうまみと甘辛い醤油の風味がほどよくあわさっておいしく味わうことができました。
この北バージョンは通常北海道で販売されている北のどん兵衛きつねうどんをイメージしつつ細部は若干の違いがあるようですが北海道で親しまれるおいしさをしっかり感じることができるものに仕上げられています。
北海道ではほかの大手メーカーも地域限定品を投入しており、シェアもライバルの方が高めで激しい競争を繰り広げています。
普段北のどん兵衛が入手しづらい北海道外に在住の方も是非この機会に北のうどんの魅力を感じてみてはいかがでしょうか?
企画商品として発売から二か月近く経過した現在では店頭で見かける機会もかなり減ってきましたが、まだ入手するチャンスは十分あるのでこれが気に入った方もまだ食べてない方最後のチャンスにある程度買いこんでみてはいかがでしょうか?。
ごちそうさまでした。